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美しいものって何だろう。

キレイなもの。
芸術的なもの。

それは必ずしも物質化されているものだけじゃないと思う。

美しいシステム。
美しいビジネスモデル。

もっと言えば、

美しい考え方や思想だってある。
パフォーマンスや所作や立ち居振る舞いだってそう。

感じ方は人それぞれで、それがいい。

その中で共通して言えるのは、
「無駄がない」ということ。

そぎ落とされ『原石』や『原体験』のように洗練された状態が、
伝わり、そして感じるものになる。

今まであったようなこともそう。
これから生まれる新しいこともそう。

だから私たちは、『ネクタイ』を作り上げていく中で、
デザイン、仕立て、思考を磨き洗練させて、
最高の一本を創造していく。

本来の魅力を高め、そして男性を引き立てる最高の一本を。

SHAKUNONE’は多くのことはできない。

だからこそ出来うる目の前のことは突き詰めていく。

それが我々のミッションだから。

私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。

是非一度、商品もご覧になってみてください。

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2019年1月14日
 

本音を話すのは恥だと思っていた


期待されて、応援いただいて、強がっていました。見栄もあったと思います。
「助けて」とか「おかしくね?」と思いながらも、なかなか話せていなかったことをお話しさせていただきます。

ですが、発信を通して知ってほしいことがある。

どれだけ強い想いがあっても、自分が強くならないと何も作れないし守ることもできません。

手が震えながら書いたような内容です。

そこそこのボリューム感になってしましましたが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

まず最初に結論からお話しします。

 

苦しみ続けている下請け工場はたくさんあります。
私たちもその中の一つです。

 


現状



弊社は私の祖母が創業してから、半世紀の間
表舞台に立つことの無い下請けの工場として
モノづくりに携わってきました。

祖母の代から技術力には定評があり、如何にメーカーや問屋さんの要望に応えられるか、良い商品をお客様に届けるために最大の努力をしてきました。

縫製に限ったはことではないですが、近年、多くのモノづくりをおこなう人と環境は疲弊しきっています。

熟練の職人は少なくなり、若手は育っていません。
残っていても下請けとして仕事をしている職人達はコストをギリギリ数円の利益の積み重ね、もしくはそれ以下に抑えられて仕事をしています。

ネクタイに限って言えば、一定数の生産を確保することで成り立ってきた通常の生産体制が、

クールビズが定着して以降、受注量は減り、それによる工場への負担は多大なものになってしましました。
一部のアパレル商品に関しては自動化の生産が可能になったりしていますが、ネクタイは構造上自動化が難しく、工場もメーカーも次々に無くなっていき、残った企業もどうなるのか・・・といった状況なんです。



しかしながら、それが現実的にはできていない。


 一方的な目線になってしまっている部分もあるのかもしれませんが、会社を運営していく上での経費部分は上昇傾向にあり、受注量などとのバランスを考えた上での加工費の割り増しは必須になってきているのです。

引き算のように、

「販売価格」 から「利益」「材料」「デザイン」 を引いていって、余ったのが 「縫製加工費」みたいな考え方がある。

交渉をしても単価を上げることができない。
単価交渉なら門前払いのケースだって当然のようにあるのが現実です。

じゃあ、交渉に応じていただけない取引先とは今後お付き合いしない方向で・・・
とならないのも現実です。

 もし現状を解決するためにとはいえ、コチラの要望を通そうと強気に出て、
『発注ストップ』になってしまうんじゃないかという恐怖はいつも付きまとっています。

間接的にしか商売ができていなかった為、単独で顧客を掴むこともできておらず、その方法すら知らないような環境。赤字にしかならなくても、下請けとして言いなりになっていることだけが最低限でも工場運営をしていくために一定の発注数量と売り上げを確保する方法だったのです。
現状を維持していくことに必死で、どんな無茶な要望を言われても残業なんかもしながら採算が合わなくてもやらざるを得ない。徹夜なんかはスタッフにお願いできませんから、社長をはじめとする役員がギリギリで行っていくような環境だって珍しくはありません。

口では「私たちの企画した商品を作ってくれる職人さんが居てこそです。作ってくれた人の想いもしっかり伝えられるようにしますね!」とは言っても・・・・・といった状況。

現場は自由とはかけ離れた状況で仕事をせざるをえなくなっている一面もあります。


働き手や後継者がいないのはなんで?


一部を除く繊維業界の会社は世間の平均よりも所得が低いことがほとんどで、
特に生産に携わる川上の人達は何円、何十円単位での仕事をさせられることだってある。

利益を出せない体質や環境にある以上、スタッフへの給料、福利厚生を含めたあらゆる環境を整備していくことは出来ません。
経営者もスタッフも一定の収入を得て、運営また生活

が出来なければ仕事として選ぶメリットはありません。

如何にモノづくりに対する想いや、技術的実力があっても、あくまでビジネス。
この前提を持って考えた時に、若者の職業選択のテーブルに乗ることもできないのです。

若手が育たない環境で高齢化していく経営者やスタッフの事情を抱えたままで数年後の生産体制は残っていくのでしょうか。

なぜに利益を出せない受け身の体質になってしまっているのは前述したとおりです。

その上で、「こんなことだってあるんだ」ということを書かせてもらいます。


聞いたことのある話も含めますが・・・こんなことあるの?


・「〇月〇日納期でウン千点くらいの生産をお願いしたいから、スケジュール絶対空けといて!」
と連絡を頂き、資材が届くのを待っていても全然来ないから問い合わせをしてみると、
「話が変わったから、あれナシ」

と言われ、急いで受注を確保するために奔走しなければいけなくなったことも・・・。

 

・「予定よりめっちゃ資材が遅れるけど、納期は変わらないからね。納期遅れはペナルティだよ」
なんてこともある。

 

・「この価格が無理なら他所でも海外でもどこでもやるとこあるからね」
と言われていたのは昔話?・・・言われるんじゃないかと怯えているのはもはや呪縛。

 

・「作ってもらったのは良いけど、納品してもらったら支払わないといけないから納品待って」
「指示書ミスがあったから作ってもらった商品は引き取れない」
なんて話はありえないけどあるみたい。

 


未来を見据えて、時代の変化に対応できなかった企業、
業界が悪いと言われるのも、
ごもっともなことだと思います。

 


仕事ですから、色々なことも起きます。

危機的状況になるまでに手が打てなかった人たちの責任は大きい。
もちろん自分も含めて。
誰かのせいにして逃げているしかしていない人たちもいれば諦めてしまっている人もいる。

コストを考えることは必須ではあります。
ですが誰かの不幸の上に成り立っているコストダウンは悲しすぎる。

末端の職人たちはそんなにフットワークは軽くありません。
お客様との関係性が遠いところに居る職人たちは、ただモノを作るだけの『道具』としてしか仕事が出来ていなかった状況で、発想も乏しくなり、ただ悪化していく環境を見ているコトしかできていなかったんです。

縫製業に携わる人たちからはよくそんな話を聞くし、

とりわけネクタイに関しては、どこも苦しんでいるようです。


なに?ここだけ時間が止まっているの?


目まぐるしく変わってきた環境の中で、

・今まではこうだった
・何年もこんな感じでやってきたから
・昔から変わってないから

と、個々だけ時間が止まっているのだろうかと感じるほどに何も変わらない、変えようとしない。

現状を把握して、行動を起こさず、既存のやり方だけを続けていくと誰かを殺します。

変わっていく環境に対して、お互いに共存して行ける環境や関係性を構築して行けないと持続性を無くしてしまうんじゃないでしょうか。

でも現実的にはパワーバランスや染み付いてしまった呪縛のような感覚からは逃れられず、
いわゆる「下請け体質」のまま過ごしている、過ごさざるを得ない職人はたくさんいるんです。


このままではいけない。


大切にしていきたいものはそれぞれにあるし、プライドを持って仕事をしていく環境を作り、

「職人=道具」ではなく、クリエイターとして自由にモノづくりができる自分たちの居場所を作ることが必要だと考えています。

日本のモノづくりを守る!というポジショントークだけでは何も変えられません。
小さな火種をいくつも起こして、実際に行動していくことが大切です。

各会社において、既に行動を起こしている所、やりたくてもできていないところ、諦めてしまっている所。
様々かと思います。

小さなことでもいいのです。いきなり大きなことをしようと思ってもできません。
時代は新幹線のように早く今いる所から移動していきます。

何もしていないことは決して現状維持ではありません。
何もしていないことは取り残されて、衰退に直接繋がっていくのです。

それぞれにできること、やりたいことを明確にし取り組んでいくことが出来れば何か起きる可能性が少しアップします。


私たちが挑戦したこと。


 問題解決のキッカケを作るために、今まで直接的に関わることのできなかったお客様との関係性を築いていくために、私たち職人と、お客様との間の架け橋となるブランドを作りました。

 

それがネクタイブランドSHAKUNONE’です。

ブランドを作るだけなら簡単ですが、作っただけではだれにも伝わらないし、買ってもいただけない。だからこそ何がお客様に支持頂けるのか、感動を与えられるのかを知る為に、自ら店頭に立ちお客様の生の声を聞く活動を始めました。

今までの一方通行のモノづくりではなく、お客様と共に商品作りをしていこうと考えたからです。

トレンドや個性だけを追い求めたネクタイではなく、お客様の生の声を活かし、さりげないこだわりと自然に馴染んで男性を魅力的に演出するネクタイは支持を頂き、過去2度のクラウドファンディングに挑戦しました。
今までたくさんの方の応援や支援を頂いて、立ち上げから数年で岡山県を飛び出して、大阪や東京の有名百貨店での販売もできるようになり、今までになかったような活動が出来るようにまでなりました。

様々な取り組みを通して、SHAKUNONEというブランド事業を成長させてこられたことは、
当然ながら私一人の力ではなく、支えてくださった方々のおかげです。

改めて、今まで支えてくださった皆様方に御礼申し上げます。

 


キッカケや気付き、たくさんの出会いをいただきました。
しかし、まだまだ周りを取り巻く環境は良くなりません。


私たちが作っているのは「物」です。
作っただけでは認めてもらえないし買ってもいただけない。
手に取っていただけるお客様に認めて頂いて、求められるモノを提供していかなければいけません。

しかし、その「物」を通して、「生き様」を表現して「環境」を作っていきたいと思っています。
良い物、認められ求められる物を送り出すことで、それを生み出す「環境」を生み出したい。

まだまだ壁が存在しています。

私たちだってブランド事業が成長してきているとはいえ、
売り上げの大きな割合を占めているOEM生産事業が崩れてしまえば、
いくら良いものが作れる技術や想いがあってもモノづくりを続けることができない状況になってしまいます。

 そんな状況だけは避けたい。

ベストなのは様々な立場でお互いを支え合える関係性をつくれること。
私の理想です。

 たかがネクタイ。
時代に取り残されたモノ。
暑苦しいし嫌い。

 そういう声も聞こえてきます。

 ですが、『身に着けるべき』『不要なモノ』という議論以前に、
ファッションとして自由に楽しめるものとして、私たちは大切に大切に仕立てていきたいと思っているんです。
だから、社会的に存在が悪だというような扱われ方をされるのだけは、辛くて悲しい。
これは望みに近い気持ちの部分ですかね。

 


 弱い部分をさらけ出すのは恥ずかしいことだと思っていた。


今までのクラウドファンディングや、SNSでは、こういった苦しみの部分は隠し、
表面の部分や想いの部分を強く発信してきました。

 生み出している商品に対して一切手を抜いていないですし、
自信と誇りを持って作ったネクタイです。
スタッフもいつも真面目に真っ直ぐ良い商品を作ろうとしてくれています。
それはこれからも変わりません。

自分たちはもっと成長できると思っています。

 自分達を取り巻いている実際の環境について話したり、弱い所を見せることは、

・期待してくださった皆様を裏切ることになるんじゃないか。
・見放されるんじゃないか。
・バカにされるんじゃないか。

見栄もあったし、怖かったというのが正直な気持ちです。

周りの方々からは、スゴイね、頑張ってるね、儲けているね。
と、たくさん言われました。
期待のお言葉を頂くたびに、自分を奮い立たせて成功しているように発信していくことに必死でした。

・祖母が立ち上げて母が守ってきた会社を守っていきたい。
・信じてくれているスタッフと仕事を続けていける環境を作っていきたい。
・家族を幸せにしたい。

こうして正直に声をあげて戦うことが、自分だけではなく、同じような環境に居て、もがいているたくさんの人たちの勇気に繋がり、何かを変えるきっかけになればという想い、
決断をしてこれを書いています。


 勘違いしてほしくないのは・・・


決して、楽な仕事をしたいというわけではありません。
今まで発信してきたことにも嘘はありません。
本当の苦しみや、現状をオブラートに包んで包んで発信をしてきました。

 ただ私は自由で健全な状態で仕事をしていける環境づくりをしていくことがしたいんです。

 その為には、ブランド事業であるSHAKUNONE’の事業拡大に挑戦していくことと、既存OEM生産体制を見直して仕組みを再構築していく必要があります。

特に、皆様に支えられてきたブランド事業に関しては、2015年に立ち上げてから成長を続けています。このブランドを育てていくことが一つの希望になっています。

 


後でいいや、ってことはない。今しかない。


この内容を見て、生意気だから干してやろう・・・的な考えを持った方がもし居れば、
すぐに吹っ飛んでしまうような小さな存在です。

衰退産業と言ってしまえばそうかもしれません。
厳しい環境でも、生き残って残存利益を得るという考え方もあります。

それでも、根本の環境を変えていく為に「今」立ち上がって行動を起こし、
挑戦をしていくことはやっていかないといけない事なのではないでしょうか。

お客様に寄り添いながら声を聞き続け、お客様に支持頂ける最高のネクタイをクリエイトすることで、環境整備と地域への貢献、そして自社が成長していくことでしか、
今までお世話になってきた方々、これから出会う方々に恩返ししていくことはできないんです。

 過去から現代へ、これから先に向けて動けるのは今を生きてる人だけなんです。


環境は自分で作っていくしかない


物理的な距離も情報の距離もひと昔前から比べれば格段に近くなりました。

こうした声をあげることもできずに諦めていた人もたくさんいたんだと思います。
今はこうして小さいながらにも声をあげることが出来て、それを受け取ってくださる方が居てくれる。

 そう信じてこのブログを書かせていただきました。

 この内容に関しては色んな立場からの様々な意見があると思います。

ただ一つ言いたいのは、私が見て育ってきたモノづくりに携わる職人達はカッコ良くて誇らしい。
それはどんな業界の職人にだって言えることだと思うし、声をあげることで今の環境が変わるなら、声を上げていきたいと思っています。

私がやっていることが正解だとは言い切れませんが、こうして行動を起こしているコトで可能性は0ではなくなっていると思っています。 


まだまだ未熟な私ですが


より良くなっていく為に、皆様からの応援やご支援やご意見、アドバイスを頂きながら進んでいきたいと思っています。

お客様に認めてもらって、継続的にこの仕事を続けていける環境作りをする。
そして、日本一信頼され、ネクタイのブランドと言えばと認知されるような魅力的なブランド作りをし、既存の事業でも満足いただける仕事をしていけるようにしていくことで、まずは自分たちの足で立ち、歩いていけるようにしたいと考えています。

 

前々から書こうと思っていた内容でした。
前述したように勇気がありませんでした。

内容が重複しているような箇所もあるかもしれませんが、

32歳の誕生日を迎えたきっかけに書かせていただきました。

 

今後とも、私たちにお力をお貸しいただければ幸いに存じます。

 

長々と失礼いたしました。

2018年12月28日
 

何かが生まれる環境っていうのはどこにでも可能性はあって、都市部だろうが地方だろうがそれは関係ない。

 

ただ自分が育った環境を振り返ってみて見たら、「地域」との関係性っていうのはすごく大きいものだと感じています。

でも意識は、地域からは生み出せないし、働くところも無いから都市部に行こう・・・

 

みたいな感覚で「人」の流出が起きている現状があるんだと思うんです。

 

田舎よりは都会の方が洗練されている環境もわかるし、好奇心だったり、憧れがあるのもわかる。
僕も高校卒業時とかはそれを感じてた。

 

今いる若者を流出させたくない!って考えじゃなくて、帰ってこられる、帰ってきたくなる、または、住みたくなるような地域づくりが大切なんだと思うんです。

 

リスクがあるから挑戦しないって選択をする人も多いと思うけど、
何もしないこと、現状維持を続けていくことは成長に繋がらない。それは衰退していくことと同義だと思う。

 

どんなに小さくてもいいから、地域がやるべき事は、今いる大人が何かアクションを起こすこと。

そのアクションを見て育つ子供たち学びに繋れば、将来、違った形でも何かやろうって気持ちの芽になるんじゃないかと思う。

 

 

私自身も挑戦しています。

小さな町工場からネクタイブランドを全国に向けて発信するなんて出来っこない、とバカにされたことだってあります。

悔しかったし、ただただ否定されているように感じてしまっていた時期もありますが、たくさんの方に支えられて成長しています。

 

今はまだ自分達のことで精一杯で何か地域に還元できるようなことは出来ていないかもしれないけど、

続けていくことで、新しい何かを生み出すことができると信じています。

 

挑戦をしながらチャレンジしやすい地域づくりがこの先の未来を作っていくと感じた平成最後の12月。

 

皆様、良い年末をお過ごしください。

私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。

是非一度、商品もご覧になってみてください。

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2018年4月24日
 

ネクタイを作っているのであれば、シャツやスーツ、ベルトや靴といった商品との連携は必須だろう。

 

 

 

と、自分でも把握している。

 

 

〔縫製〕と、ひとくくりに考えても、作るアイテムが変われば全くステージが変わる。

 

ノウハウも違えば、取引先も変わるし、大きな垣根もある。

 

 

 

特に、工場や一職人となれば、横の繋がりなんてほとんどありません。

 

同じ思いやテイストを持っていても、畑が違えば交わることもない。

 

そんな感じなんです。

 

 

 

メンズファッションで地鳥の男性を格好良く演出する思いは一緒のはずなのに、単体でバラバラに動いている。

 

 

会社も所属も違えば当たり前なのかもしれませんが、そんな当たり前は壊してもいいようにも思っています。

 

 

 

もっともっとできる。

 

 

 

チームを作れば、もっと飛躍できる力があるんじゃないでしょうか?

 

一人の力は小さくても、同じ思いを共有して発信して、

 

同じ目的を持って動ける共演者を作ることができれば、もっと力を発揮することができるんではなでしょうか。

 

 

 

私の夢モノガタリ。

2018年1月4日
 

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は皆様に支えられながら、たくさんの良い機会、キッカケを頂き、あらためて感謝申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2018年一発目のブログになりますが、抱負も含めて書きたいと思います。

2017年中は、結果的に「認知」の年になったように思います。

・地元岡山を中心とするローカル5局のテレビ番組への出演依頼。
・首都圏を主に行ったイベント。
・取扱店の増加。
・クラウドファンディングへの挑戦。

良い意味で、どれも年始には予想もしていなかった動きが出来ました。

多くの方の支えがあって実現できたコトと感謝しています。

2018年はまた節目の年になるのではないかと思っています。

今年の抱負としては、「仕組み作り」の年にしたいと考えています。

ずっと抱えていた違和感や、構造の不一致を取り除く方法を見つけたいと思っています。

最近よく言う、モノの消費からコトの消費、というフレーズ。

最初は、良い言葉だな、良い考え方だな。と思いました。が、それが本当はどこまで本気でどこまでやろうと思っているのかわからないような違和感を感じていましたし、販売側主体の言葉のようにも感じていました。

とはいえ、私も、
「駐車場の小石」に1円の価値をつけられて売られても絶対買いませんが、
その小石が、「宇宙を旅した小石」と言われ100円の価値を付けられると買ってしまうかもしれません。

 

でも私の感じる現実は、
商品が川上から川下で流れていく中で、本来伝えたかったことや、コンセプトなんかが、どんどん薄れてしまっているのではないか。

そんな感覚です。

伝わっていなければ言っていないのと同じ。売れなければ作ってないのと同じ。
結果が伴わなければ、それは何もしていないことに等しいのでしょうか。

 

作った物が売れる仕組みとして、「モノからコトへ」とか、「差別化」とか「特別感」などを打ち出しているコトが大半です。

それよりは売れるものだけ作る仕組みをを考えた方が良いのではないかと思うのです。

そんなことが出来たら苦労しないよ、なんて考えますよね。私もそう思います。

今、仕組みが複雑になりすぎていて、何がなんやらわからない状態になっている気がするんです。

思っていることを上手く表現できないのがもどかしいのですが、もっとシンプルに、やりたいことや、作りたいものを作ることってできると思うんです。

 

ファストファッションに押されて、国内生産商品の需要が減っている。
国産の危機!!

 

とよく聞きますが、私から見れば、同じ土俵で戦っているようにしか見えません。
現に、私も今はそうです。
だから、大して偉そうなことは言えませんが、同じ土俵で戦っている限り、現状は変わらないように思います。

「差別化」というフレーズは、今は、大衆の中で私だけ違いますよということを差しているのが今。
結局、大衆の中に居ることは変わらないのだから、そりゃ大変でしょう。

そもそもの「差別化」の捉え方を、違う土俵で戦ってるんだもんとしてしまえば、勝ち負けも何もありません。
戦ってないのですから。

今まで当たり前だった商習慣を見直して、

思い切った仕組みの変化をさせていくことが重要なのではないかと思う2018年の始まりです。

 

思い描いている方法を小さな形からでも具体化させていくことが今年のミッションです。