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2019年1月8日
 

2019年になり、小学校卒業から20年の節目の年になりました。

小学校の許可を取って二宮像の下に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、その後同窓会で大盛り上がり。

 

久々に会った同級生と話して、仕事の話になりました。
もう少し若い時なら、彼女がどうとか、流行がどうとかいう話wして盛り上がってたんだろうけど、結構真面目に話せる歳になったなと感じた一日でした。

酔っぱらう前の会話をQ&Aっぽく書いてみました。

 

※Q⇒同級生   A⇒私

 

Q.なんでブランドを立ち上げようと思ったん?

A.結構シンプルな理由で、自分たちが作った商品って、どういう評価をされてるんだろう?っていう疑問が生まれたけんかな。

 

 

Q.それはどういうこと?

A.今までだったら、僕らのお客様って、メーカーだったり問屋さんだったり、卸先がお客様にだったんよ。
逆に何の違和感もなく仕事しとったんじゃけど、テレビを見とって、番組やCMで「あ、僕らが作ったネクタイだ」ってことが続いたんよね。

 

 

 

Q.それってすごいことじゃない?

A.すごいというか、そういう場に着けてもらえる商品なんだなって実感したってこと。
僕らの関わった商品を納めたその先には必ず使ってくれているエンドユーザーが居るんだなってことを感じたってのが正確かも。

 

 

Q.あ、なるほど。今まで関わることの無かった人たちが居ることを意識し始めたって感じか。

A.そうそう。そしたら、『あれ?僕らって誰のためにモノづくりしてるんだろう?』ってなっちゃったわけ。

 

 

Q.結局、今までの商習慣のままだとお客さん=取引先ってなるんか。

A.簡単に言えばそうなんよ。それが悪いってわけではないし、お世話にもなっとるし感謝もしとるけど、よくよく考えてみたら、良い意味でも悪い意味でも何も声が聞こえてこんかったんよ。

 

 

Q.声?

A.褒められも怒られもしない放置状態というか。全然土俵に上げてもらえてない感じ。
淡々と同じ毎日を忙しく過ごしているだけというか。
子供のころに何かやって怒られたら「ダメなことだったんだな」って直すし、褒められたら「嬉しい!もっと 頑張ろう!」ってなったと思うんじゃけど、そんなのが何にも無いから、迷走し始めてしもうてな。

 

 

 

Q.それわかる(笑)

A.そんな中でいろんな人と関わっとったら、全部がそうじゃないにしても同業種でも異業種でも関係なく、下請けの職人仕事って、そんな環境下にあるんだなって思って、このままじゃ仕事も楽しくないなって思いはじめたんよね。

 

 

 

Q.なるほど。

A.お客さんからの声も聞こえんし、利益も出しにくいし、後継者が育たないから職人が高齢化してそのまま廃業なんて当たり前に起きちゃってる環境があって、このままじゃいつ同じ状況になってもおかしくないなって感じるじゃん。

 

 

 

Q.早かれ遅かれいつか直面してしまう、って感じか。

A.その問題を解決するには、今まであった壁を越えて、エンドユーザーと直接関係性を結んでいくことが必要だなって思ったわけ。その架け橋として立ち上げたのがSHAKUNONE’。

 

 

 

Q.直接お客さんにアプローチしていこうってことね。

A.そう。このブランドを通せば、良い声も悪い声も直接聞こえてくるし、
叱られたくはないけど、褒められたらテンション上がるでしょ(笑)
ほんま子供みたいに褒められたい願望が湧き上がってきたよ(笑)

 

 

 

Q.それやって実際どうだったん?

A.最初は泣かず飛ばずでチーンって感じ。
でも、たくさんのお客さんと関わっていく中で、何が求められていてどんな価値を提供していきたいかってことが見えてきて、2015年に立ち上げてから2018年までの4年程で東京や大阪の有名店での出展ができるようになったんよ。

 

 

 

Q.都市部の方々の反応ってどうだったん?

A.正直不安だらけだったけど、結果的には他社の取り組み実績を大きく上回ることが出来て、担当バイヤーさんとかもかなり驚いとった。

 

 

 

Q.地元にそういう活躍しとる同級生がおるとか、嬉しいわ!

A.そう言ってもらえるのはありがたい。一つずつの成功を繰り返していって、誇りに思ってもらえるような環境ができたら、地元も盛り上がると思うんよ。

 

 

 

Q.なんかすげえこと考えとるな。

 

A.凄いコトって程まだ出来てないけどな・・・・

 

 

2018年12月7日
 

私は漫画が大好きです。

妻も漫画好きです。

 

文庫本はあまり読まず、どちらかというと「絵」がある方が好きなんです。
(情景が絵で表現されているのでわかりやすい)

 

最近はレンタルや電子書籍なども多いようですが、紙媒体として発行されるものを読む方が好きですね。

理由は、本棚に並べている時の「今日は何を読もうかな?」というワクワク感と、揃えているなという充実感。

これは、何にも代えがたい自己満足です。

 

また、「めくる」という作業も嫌いではありません。

確かに、電子書籍の「スワイプ」を使えば便利極まりないと思いますし、場所も取らないからスペースの効率化にもなるでしょう。

ですが、面倒な作業でも、1ページ1ページ「めくる」作業が『本』の醍醐味だと言えるのではないでしょうか。

 

さて、私は小さな町工場の3代目として生きています。

期待もいただいているのかもしれませんが、押し潰されそうな不安の中で生活をしています。
まだまだ誰かに何かを与えられるような経営は出来ていませんが・・・

 

こうありたい!こういうチームとして会社を作っていきたい!ということを感じさせてくれた漫画を3つご紹介させていただきたいと思います。

※かなり個人的な感想が入るのでご容赦ください。
※ネタバレにはならないように注意します。
※昭和62年生まれの31歳現在で書いているブログなので最新作ではないこともありますのでご容赦ください。

 

・その1

『弱虫ペダル』

週刊少年チャンピオンで連載中のロードバイクを使用した自転車競技を題材にした高校部活物語です。

熱血感もあるのですが、個性あふれるチームメイトや嫌いになりきれないライバルチームの人間模様や、各選手の成長や抱えているストーリー性が心を打ちます。

その中でも主人公「小野田坂道」は自分にもまた社員にも通じるモノがあるのではないかと思っています。

・ポイント 【得意分野を活かして活躍する】
社長もスタッフも得意なこともあれば苦手なこともあります。スタッフより社長の方がすべてにおいて優れているということはまずもってないですし、あったとしても稀なケースでしょう。
個々がレース中に役割をもって、得意分野を活かしてチームを前に前進させる。
その中で仲間を信じて、託して、預けて、全力で1番を取りに行く姿には心を打たれます。

社長は決定権や資金面に関して力を持っていて、トップです。

そんなことは無いと言ってみても、どこかにワンマン気質を持っていることは当然のことなのだと思っています。
弱虫ペダルは持てる力を最大限に活かして、1つの共通する目標に対して突っ走る様子が描かれた、素晴らしい作品だと感じます。涙無くして読めない作品ですよ。

 

・その2

『家庭教師ヒットマンREBORN!』

2012年に既に完結している作品ですが、週刊少年ジャンプで掲載されていたバトル系漫画です。
最初の数巻はギャグっぽいテイストですから、う~ん・・・ という感じは否めませんが、挫けずに読み進めていけば、7巻くらいからバトル系に一気に変わってきます。

・ポイント

オールフォアワン・ワンフォアオールがすごくわかる。
少年系漫画は結構このテイストで書かれることは多いかと思いますが、これは組織間闘争を含めた主人公と仲間たちの成長や支えてくれる人たちの想いが伝わる名作だと思います。

主人公はダメダメ中学生の少年。マフィアの血筋ということから、意に反して10代目のボスとしてまつり上げられつつ、ユニークな仲間と、ユニークな敵キャラとの戦いを繰り広げます。

ダメダメな感じな主人公ですが、10代目のボスとして信じて仲間支え続ける⇒最後はボスがフィニッシュブロー!!

結構あるあるな流れで、わかりきった結末なんですが心打たれてしまうのは私だけでしょうか。

一人を信じてそれに応える、みんなの為に敵いもしないような相手にぶつかっていっていきつつ、成長をしていく。

この様は会社組織に置き換えた時に通じるものがあるのではないかと思うのです。

 

 

・その3

『ワンピース』

週刊少年ジャンプで連載中の誰でも知っている国民的漫画ではないでしょうか。

めちゃくちゃ簡単に説明したら、

海賊王を夢見る主人公とその仲間たちが冒険をしていく夢と冒険の物語です。

一味の人数だけ見れば10人そこそこで、登場する海賊団の中では極小の海賊団です。

大海賊団とかになると人数すらわかりません。

そんな小さな海賊団が大海原に出て戦いながら成長し夢を叶えるのがワンピースです。

・ポイント

麦わら海賊団は、小さいながらにも個々に戦う力と能力があり、それぞれに意思を持って戦っいます。

そして、強敵がひしめく海に出て堂々と戦っています。

その生きざまに共感共鳴する周りが自然と仲間になり後押しをして、敵うわけもないような敵に立ち向かっていきます。

たかが10人ほどの小さな海賊団が躍進していく。

まさに、中小零細企業が世の中という大海原に出て荒波の中戦う姿に似ていませんか?

 

主人公を含めた仲間たちすべてに戦う理由があって、夢や目標を持ち、生き様や行動に共鳴する第三者だったはずの仲間を巻き込んでいく。

そしてその仲間たちを絶対に裏切らない。

大海原に出てみると、右も左もわからない、どっちに進んでいいかわからない。

だから、素直に頼って手助けしてもらわなければ前には進んでいけません。

そして戦い成長し新たな物語に突入していく。

 

会社も同じなんじゃないでしょうか。

たしかに私たちはビヨーンと伸びたり体から火が出たりはしませんが、それぞれに得意分野があって、想いがあって・・・
そんな仲間が集まっているのが会社です。

大きな障害や、敵いもしない相手もいるかもしれませんが、仲間を信じて堂々と戦い、成長していく様はまるで中小零細企業そのものだと私は感じています。

 

現実世界には目を背けたくなるようなことも、立ち向かいたくないような人も、どうにもできないような問題もたくさんあります。

現実逃避をしてほしいとか、逃げたいとかではなく、心動かされるような事が描かれているものとして、ビジョンが見えるビジネス書として、読んでみるのもいいですよ。

 

 

小さな町工場の職人の書いた内容ですし、たくさんの方に共感していただけるかはわかりませんが、わかると言ってくださる方もきっといるんじゃないかと思います。

 

オススメ漫画とか、読むべき物なんかあれば是非教えてください。

 

ネクタイを作りながら、読ませていただきます(笑

 

よろしければこんな漫画好きな私の作ったネクタイをご覧いただければ幸いです。

※漫画に影響された人間ですが、漫画っぽいようなネクタイではなくて、何処に出しても恥ずかしくないネクタイをお仕立てさせていただいています。

SHAKUNONEオンラインショップはこちら⇒https://shakunone.thebase.in/

よろしければインスタフォロー等もお願い致します☆

Instagram⇒https://www.instagram.com/shakunone/

 

 

 

 

2018年9月14日
 

ニュースにも取り上げられていたBURBERRYなど大手ブランドの在庫焼却処分。

 

このことについて様々な声があります。

 

確かに、過剰に作りすぎることについては、疑問視される部分はあって当然のようにも思えます。

 

処分しなくても良い程度の商品製作に転換する動きになるのかもしれませんが、
一定の生産受注数を確保して成り立ってきた生産工場からすれば、この問題を解決しようとすることが問題になるんじゃないかなと思ってしまいます。

 

有名ブランドだろうが、無名のブランドだろうが、モノづくりにおいて生産ロットや年間に生産する総数は重要なことです。

 

一定数を確保することで効率化を図ったり、経営の基盤としてきた工場は、

この問題を浮き彫りにして、生産調整を行うことで一気に苦境に立たされるのではないでしょうか。

 

数量が減少した分、利益確保のために加工費用を上げることがまず頭に浮かぶのかもしれませんが、現実そんなに甘いものではありません。

 

生産数の見直しによる受注数減少→単価据え置き

 

なんてことになるのが関の山。

固定費の上昇にたいして加工費用の上昇は望めないことに加え、総生産数の減少まで降りかかってくると今よりもっと苦境に立たされる生産現場が出てくることは想像できます。

 

この問題はシンプルなようで、結構根が深い問題です。

 

習慣のように大量のモノを作りるづけることを肯定したいわけではなく、廃棄問題は根本からひっくり返すくらいのことをしなければ抜本的解決にはならないと思うということです。

 

体感的には、今から何かを変えて挑戦していくのはとてもしんどいことで、
既に何かしら行動を起こしている工場でないと生き残りは難しいのかもしれません。

 

密かに思っているのは、都合のいい言い訳にしてシワ寄せを川上に投げてくるパタンも起こり得そう。
売れてないし、在庫は問題だからといって、予定していた生産数を激絞りしたりキャンセルしたり、仕事は出せないよと言ってみたり。

 

あくまで勝手な予想ですが。

 

どんなことになるにせよ、表面的な部分で取り繕っても、根っこを無視したら、根が腐って幹が死んで葉が枯れますよってこと。

 

 

そんな中で私も小さいながらにブランドを発信しています。
たくさんある中の一つの商品としてではなく、一つ一つに触れながらネクタイをお仕立てしています。

販売に立つと、どうしても我が子がかわいい感がでてしまいますが、これは当たり前のことだと割り切っています。

そんな我が子が売れ残ったり廃棄になってしますようなことはしたくないなと日々思ってしますのが私の感情です。

 

しっかりお客様に納得して満足していただける商品作りをするために何を生み出したらいいのかを、直接見て聞いて感じていきながらネクタイブランドSHAKUNONEを作っていけたらと思うのです。

2018年8月30日
 

クールビズが提唱されてから約13年。

初期はなかなか定着しなかった感がありましたが、近年はすっかり定着していますね。

それに加え猛暑が続く環境の変化で、ネクタイに限らずスーツ関係の売れ行きも不調なようです。

自社ブランド展開に力を入れている弊社ですが、大手メーカーやブランドの商品の生産を請け負う受託生産も多く請け負っています。

 

創業からは半世紀を超えましたが、元々婦人・子供服を製造していた所からネクタイ工場としてスタートを切った為、日本国内では後発といいますか、新しいネクタイ工場です。

ノウハウもない状態から、研究を重ね、今までの知識やノウハウと職人の腕を頼りにネクタイ作りに挑戦した結果、独自の生産方法が専業ネクタイ工場にはない風合いや美しい仕上がりのネクタイを提供することに繋がり、それが「こんなにキレイなネクタイを見たことが無い」という高評価を受けた所から今日に至ります。

 

数年ほど前までは、春夏商品の生産が終わっていないのにもかかわらず、秋冬商品の生産スタートをしなければならないほどの受注量があり、閑散期とは無縁の仕事をしていました。

 

しかし、国内生産の現状は数年で大きく変わりました。

 

弊社がネクタイ縫製工場としてスタートを切ったころには、

第一工場、第二工場と複数の工場を運営し多くの職人さんを抱えて仕事をしていた他社工場さんも、第二工場閉鎖、翌年には廃業。
工場移転を行って事業拡大を計画していたその年に国内ネクタイの生産が一気に縮小し苦戦。
また、受注量やコスト面での苦しみから老舗が廃業。

などということを聞くことが増えました。
「社会の動きや環境の変化に対応できなかったネクタイ業界」

 

と言ってしまえば、それまでのことなのかもしれません。
事業を転換してでも生き残っていける仕事を見つけていけなかったコトは確かにあることだと思いますが、同じ工場として思うことは、

「そんなに簡単に色んなことはできない」ということです。

 

単に「縫製」と言ってしまえば、シャツやスカートやジーンズや学生服や・・・色々ありますし、他アイテムなどへの事業転換を容易に口にする方もいらっしゃいますし、それを成し遂げた方もいらっしゃるのかもしれません。

ですが、私から見ると「他アイテムは全く畑が違う」のです。

 

ノウハウも違えば、設備も技術も違う。

ましてや、低コスト生産に対応して、日々を過ごさざるを得ない状況だった国内の工場が簡単に手が出せる環境でもないのです。

 

それは、婦人・子供服生産から、全く畑の違うネクタイ工場へ挑戦した我々だからこそわかることなのかもしれません。

特に、ネクタイ工場の設備や技術は他に変えの効きづらい設備の為、そういった事業転換は難しいのではないかと思っています。

 

私の体感として、特定のネクタイ屋さんは好調だが・・・といったような感じもなく、全体的にシンドイ状況であると感じています。

好意にお付き合い頂いている同業の工場さん(規模は弊社の倍)は、今年の9月は全く仕事が無くてガラガラで何もすることが無いと連絡をしてきました。
規模は大きいですが、委託生産を専門にしている工場さんですから、丸一か月仕事がないという状況は死活問題です。

とはいえ、仕事が入り始めると、とんでもない量の発注がきてさばききれなくなるくらいだというのですから、それもどうしたものかと思うわけですが。

おそらく上記の工場さんが受注できない状況に陥っているのであれば、全国に点在する工場でも状況は同じでしょう。

この1か月の生産閑散期は、春ごろにもう一度来ます。
年間2度の閑散期を迎える状況が続くのではないかと思うわけです。

 

閑散期といっても、受注量が少ないな・・という状況ではなく、一切何もないような状況です。

これが続くのであれば、受託生産がメインの工場からどんどん弱っていくでしょう。

 

おそらく、数年でネクタイに関係する企業は今の半分まで減るのではないかと思っています。

 

我々も受託生産を多く受けている面から、他の月に比べると受注している量は少ない時期になります。
MAXの稼働状況ではないことは事実ですが、
10月以降にたくさんいただいている販売のイベントや機会にお届けする商品をお仕立てしたり、
今までできなかった新しい商品を企画生産する時期にしながら、次の生産の準備を進めていきたいと思っています。

 

・クールビズでのネクタイ不振

・スーツ離れによる業界の低迷

・原価などのコスト増による不安

その他多くの要因はあるとおもいますが、厳しい状況の中で、淘汰されていく工場、メーカー、問屋は増えていくと思います。

 

もしかしたら、国内でネクタイを作ることができる人が絶滅危惧種になる未来も近いかもしれません・・・というより、もうすでにそういった状況です。

どういった取り組みをしていくのか、どう生産していくのかを考えないといけない状態なんじゃないでしょうか。

 

忙しいときは鞭打って、そうでないときは知らんぷりを決めるなら、
生産流通の例えでよく言う、「川上」に属する、又は川上に近い企業を潰していく状況になっていきます。

 

 

そんな中で作り手の弱いところは、売ることができない。伝えることができない。流通させることができない。
私自身の不得意は他の工場も不得意だと思います。(全部ではないでしょうが)

その後口から出てくる言葉は、

国産だから良いものだ。海外のものはダメだ。

原価が高いモノが良い。原価が安いモノはダメ。

良いものだったら売れる!!

てなことです。

本当にそうなら、世の中に存在する商品の大半は大ヒット大バブル時代の到来です。

 

 

決してそうではないでしょう。

それそれの戦い方がある中で、作り手の工場や職人も考えなければならないのではないでしょうか?
私の行動のすべてが正しいとは思っていませんが、挑戦をしないより挑戦をしていく方が今後の力になるし、可能性は拓けると思っています。

悲観的に見える内容かもしれませんが、私自身「ネクタイはカッコイイ」と思っていますし、
無けりゃないで良かったのかもしれませんが、「クールビズ反対」と言っているわけでもありません。

ネクタイをしなくても許される時代になったからこそ見せることができる新しい価値観に挑戦していきながら、細い糸を手繰り寄せるような挑戦でもして未来を作っていこうと思っています。

 

取り組みをしていきたい!
こいつ面白そうだから話してみたい!

そんなことがあれば、私はノリノリでお話しします。
昔はこうだったから良かったとか、昔はこうだったからこうした方が良いというような昔話はしません。(成り立ちとかは好きなので聞きます)(今、活きる昔話なら歓迎)

 

下向いていないで些細な突破口でも、小さな風穴でも、突っ込んでいく力を持っていた方が楽しいですよ絶対。

大きい船に乗っているから安全だって言ってたらタイタニックみたいに沈みますぜ。

長い分を書くといつもまとまりが無くなってしまします。
これが、伝える力の不足だろうと思いますね。。。反省。。。

2018年5月14日
 

先程、歳は70を超えているだろうか、バブルの時代にはジャンジャン儲けていたが、それも今は昔。

 

今は元気の無くなってしまった縫製工場の社長が来社されました。

 

 

元気はないが、その経験値たるや、私たちの想像を超えるモノがあり、いつも勉強させられています。

 

 

 

以前は、商品発注が1枚のペラ紙一枚で来て、何万枚というような発注がほとんどだった。

しかし、今は、多品種小ロットで手間がとてもかかる。

商品10点20点の為に、生産ラインを組み替え効率化を図るが、単純にそれが価格に反映されていない。

 

とおっしゃっておられました。

 

 

 

実際に、何万枚、何十万枚の発注の元に時々ある、程度の小ロットには対応できるが、

小ロットが当たり前になってきたから、しんどい。と言っておられます。

 

 

一般的には、制作における工程数や手間、そして商品の数量(いわゆるロット数)によって価格の変動は起きます。

 

 

ですが、今までの流れのままで、小ロットや商品製作にかかる手間や費用を無視して、

 

1点の製作だろうが1万点の製作だろうが、加工費用は変わらないというのです。

 

 

 

量産において、数量というのは非常に重要です。

 

資材の仕入れから、生産ラインの構築。

工程もそうですが、数量によって大きく左右されることは多々あります。

 

 

理解しつつも、価格へと転嫁できていないという現状があるようです。

 

 

・強気にその交渉をしようものなら、元々のベースになる発注も止められる可能性がある。
・量産工場である以上安定数量の確保は必須だ。

 

 

ということが、交渉の壁となっていると、悩みをおっしゃっておられました。

 

 

コスト部分での努力ということにおいては、どんな業種であれ会社の大小に関わらず課題です。

 

ですが、その社長がおっしゃっておられるように、それを適正価格に底上げしていく為には、

 

いくつもの悩みや壁が存在するのです。

 

 

 

《多品種小ロット》という言葉は、比較的良く聞きますが、そういった背景があるということを知っておかなければならないと思うし、忘れてはいけないと考えます。