手前みそな話になるかもしれませんが、私たちのネクタイブランドSHAKUNONEでは、
1色、もしくは2色の配色をしているネクタイが比較的多いです。
柄が強かったり、1本のネクタイに対しての配色数が多いと、どうしてもゴチャっとした感じになってしまいやすいからです。
いわゆる、《オシャレに見せる為に足していくことはしない》ということです。
それは、私たちが長い間目にしてきたことに加えて、使い手であるユーザーの皆さんが教えてくれました。
万人受けするような、ただシンプルで無難なネクタイを作っているように捉えられるかもしれませんが、その中に少しのこだわりのエッセンスを加えた商品作りをしています。
例えば、先日クラファンで総選挙を行った生地。
ベーシックな無地に見えますが、折柄で凹凸を出しています。
この質感はただの無地とは違い、美しい光沢と深みを表現します。
シンプルな選び方でオシャレな雰囲気を醸し出して結び手の魅力を引き立てます。
最大の魅力は《人》である必要があると思っています。
故に、SHAKUNONEに染めるのではなく、SHAKUNONEが結び手に染まっていけるようにとイメージしています。
ネクタイをプレゼントとして選ぶ時にでも、きっと派手なものへの躊躇はあると思います。
せっかく贈るのであれば使ってほしいですし、喜んでほしいですもんね。
SHAKUNONEはお客様の声を常に聴いて直接的に商品づくりに反映させています。
だから極端なものは少なく、《雑味の無い直接的な魅力》を追求したネクタイが送り出せるんです。
私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。
是非一度、商品もご覧になってみてください。
フォローいただけますと幸いです。
Instagram フォローいただけますと幸いです。
テレビ番組「アナザースカイ」で、イタリアのフィレンツェに修行に行き、靴職人となった花田優一氏が紹介されていました。
昨年に引き続き一年半ぶりの登場の回(2018/8/24)を観ました。
昨年と今年で彼も大きく変わり、私も大きく変わったので、ネクタイ職人として日本で活動している私から見た、「靴職人花田優一氏」について書きたいと思います。
※昨年同番組に出演した際に書いたブログはコチラからご参照ください。
→https://shakumoto.co.jp/228/
七光りだ、親の力だ、金持ちの所業だという声もチラホラ見えますが、
本当にそうでしょうか?
もし彼と似た状況で、同じことができますか?
偉大な父を持ちつつ、私たちにはわからないような重圧と闘いながら道を拓いていっているように私は感じます。
ピッティに出ることだって、確かに資金がある程度ないと挑戦だってできないことは事実かと思いますが、そこアデノ行動を起こせることは、シンプルにスゴイと思います。
彼のような靴職人、私のようなネクタイ職人、その他多くの職人達は、表舞台に出ることが無くスポットライトを浴びるようなことも今までは無かったし、多くの職人と言われる人たちは今でもそうです。
司会の今田耕司さんが、
「俳優に転向、なんて報道も見たけど?」という質問を投げかけておられました。
こうすると、
「職人という仕事を知っていただく機会になればと思い挑戦した」と話しておられました。
縁の下の力持ちや黒子のような「目立たない美学」もカッコイイと思う一面もありますが、
こうして、認知してもらえるような積極的な活動が出来ることは素晴らしいと思います。
彼という存在が魅力的になればなるほどに、作られる靴も魅力的になっていく。
そういった価値を高めていっている人として素直にスゴイと思いますね。
彼のようにチャンスを掴んで表舞台に立って活躍している職人は数えるほどしかいません。
ですが、想いを持って真っ直ぐ日々研鑽している職人はたくさんいます。
アイテムは違えど、同じメンズファッションに関わる一人の人間として、挑戦する気持ちを持ち続けて、前に進んでいくことが大切な事だと改めて気づかされました。
私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。
是非一度、商品もご覧になってみてください。
フォローいただけますと幸いです。
Instagram フォローいただけますと幸いです。
料理で言うならば、作り手は「シェフ」。
繊維製品で言うならば、作り手は「工場、職人」。
同じような作り手としてシェフにスポットライトが当たることはあっても、
縫製工場の職人にスポットライトが当たることは無い。
スポットたいとを浴びる為に仕事をしているわけではないですが、
シェフが「おいしい料理を提供して感動してほしい」と思っているコトと同じように、我々縫製職人も「満足していただける商品を提供して感動していただきたい」と思って日々仕事をしています。
料理人が味音痴だったなんて言わせないような仕事をしないといけませんからね。
まだまだ暑い時期が続いていますが、秋冬に向けての出展依頼などは早くから動き始めます。
2015年に産声を上げたネクタイブランドSHAKUNONEも多くの方に支えて頂きながら、少しずつではありますが育ってきました。
そんな中で、webサイトや日々の発信にも書かせていただいていますが、
《ブランド紹介と商品紹介》をしてくださいと問い合わせを受けた際に担当バイヤーさんなどにお答えする内容を書かせていただきます。
・ブランド紹介
数多くのブランドの商品を仕立てている小さな町の縫製工場から生まれたネクタイブランドデザインです。半世紀にわたり培ってきた技術で、素直で自然に結べるネクタイをお仕立てしています。
また職人自らがユーザーの声を聞き、その声をカタチにすることで、《作り手》と《使い手》との間にあった理想のギャップを埋め「雑味の無いシンプルな風合い」を纏うネクタイを送り出しています。
見た目だけのデザインではなく、商品を提案制作する過程を公開し、プロセスからデザインされたネクタイは、クールビズや温暖化で必要性が少なくなってきたように感じられる現代に、あえて結びたくなるような想いを秘めた魅力を感じて頂くことができます。
・商品紹介
シルク100%にこだわり低速織機で高密度に織られた国産織の生地は、美しい光沢と品格を演出し、身に着ける男性の魅力を引き立てます。
1本のネクタイで身に着ける人の魅力を最大限に引き出すために、一本一本大切に人の手によってお仕立てしたネクタイは、柔らかな質感と心地の良い結び心地を感じて頂けます。
ビジネスパーソンの必需品として存在してきたネクタイですが、その過程で大切な《成長》をしていませんでした。
一方的にと言うと語弊があるかもしれませんが、それに近い商品提供をしてきたのが今までの作り手のスタンスだったのではないかと思います。
私たちがやっていることは思ったよりシンプルなことで、
《お客様から頂く声》は、「欲しいモノ」というだけではなくて、《自分がどうなりたいか、どう見えたいか》ということだと考えています。
プロダクトアウトとして、価値を提案提供をしていく側面はもっていますが、
お客様の声を聞きカタチにすることで、《なりたい自分》《他覚的に見えたい姿》をストレートにマーケットインしていく方法を取っています。
自分だけで成長していく単独の商品開発やブランディングではなく、共創して作り上げりことが私たちチームSHAKUNONEのスタンスです。
そうした動きが結果的にチャンスを生み出して、有名店などでの展開などにも繋がり、より多くのお客様に手に取っていただく機会ができました。
見た目だけで身に着けるのであれば、たくさんのブランドや商品があります。
名前で圧倒的価値を提供しているブランドもあることは事実です。
SHAKUNONEを深く知っていただくことが、身に着けていただく時に、心を支え、高揚感、満足感、充実感を感じて頂けることに繋がれば良いと考えています。
結ばなくても許される時代にネクタイブランドを創ったのが私たちです。
時代に取り残された変わり者と見る方々もおられるかもしれませんが、そのあたりは私自身あまり気にしていません。
それはかシンプルに《スーツ姿にネクタイをしている姿がカッコイイ》と思っているコトと、
この時代だからこそ、《あえてネクタイを身に着けることに新しい価値がある》と考えているからです。
今までの当たり前が当たり前でなくなることは往々にしてあります。
だから時代を批判悲観をするよりも、もっとSHAKUNONEを選んでくださるお客様に感動していただいて、自分たちも成長して行けるかを考えて進んでいきたいと思っています。
《ご報告と御礼》
blogでのお知らせが遅くなってしまいましたが、8/10いっぱいを持ちまして、クラウドファンディングプロジェクトを終了致しました。
[最終結果]
111名の方々から応援を頂き、目標の100万円を超える「124万500円」という結果を残すことが出来ました。
ご支援下さった方を始め、見守り協力し支えてくださった全ての方に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
期間前半に7月に発生した西日本豪雨災害を受け、私の身の回りでは大きな被害は無かったものの、県内の方々や多くの仲間が被災をされました。
プロジェクトの中止寸前までになりましたが、背中を押してくださる仲間や頑張る姿を見て、また進むことを決め、一定期間の発信自粛を経て再スタートをしました。
お世辞にも見た目の良い伝え方では無かったかもしれませんが、
伝えて、託されて、繋いで、支え合って、
結果を出すことができました。
表面的にに見えるものだけじゃなくて、こうして壁を超えていくまでのプロセスが私たちの大きな財産です。
お届けするリターン品はもちろんですが、
「今まで」を力にして「これから」を創っていくことで恩返しをさせて頂きますので、今後ともよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
※制作の進捗や活動などは、個別またはSNSレポートなどでご報告させていただきます。