blog ブログ

 

「ネクタイって形はシンプルだし、作るのはそんなに難しくないんでしょ」

以前、そんなことを言われたことがあります。

しかし、実際にやってみて頂くと、サジを投げられるケースも少なくありません。
確かに、スーツやコートのような、見るからに複雑そうに見えるモノと比べれば、簡単に感じられてしまっても仕方ないのかもしれません。
実際に、ジーンズの職人さんや、シャツの職人さんに診ていただいたこともありますが、
口を揃えて「私たちには無理だ」とおっしゃられました。

出来ないというと、誤解を生んでしまいそうですが、
逆に私もジーンズやシャツを仕立てるノウハウは持っていません。

得意分野が違うといった考え方になるのですが、
ネクタイ縫製というのはその中でも少し特殊な技術になります。

じゃあ、ネクタイ作りの難しい所と、どうこだわっているかを書いてみたいと思います。

 

・裁断

ネクタイを作る上で重要なのが「歪みのない伸縮性」です。
設計図を描く際も、生地にハサミを入れる際も、45°の角度にこだわって裁断をしていきます。
いわゆる「バイアス裁断」と言われるものですが、簡単に言えば「バイアス裁断」=「伸びる」と思っていただければと思います。
これは、裁断するのも針を入れて仕立てるのも、他の商材とは異なる難しい技術と集中力を必要とします。

特に裁断は一度ハサミを入れるとやり直しがきかない、一発勝負なので、いつでも緊張と隣り合わせです。

 ・縫製

 

設計通りに正確に裁断した生地を、一つ一つ縫い合わせていきます。
裁断のところでも書きましたが、常に伸縮する方向に裁断をした生地を扱うわけですから、少しでもずれると柄の出方や商品の使用感や質感にまで影響が出てしまいます。さらに、素材もシルクが多く、細い繊維を扱っているため、少しの気の緩みや手の使い方でキズを作ってしまいます。
細かな所にまで注意を払って、一つ一つにパーツを組み合わせていきます。
また、平面に縫い付けるようなイメージを持たれがちですが、実はネクタイの先端部分(大剣、小剣)は、美しさを出すために立体的な内部構造をしているため、自動化が非常に難しいのです。
私たちは、職人の手の感覚に頼って、ひとつづつ仕立てています。

・プレス

ネクタイを形にしていく中で、このプレスは、いわゆる「お化粧」のようなものです。
より美しいネクタイを作るにはメリハリのある化粧をする必要があります。
具体的には、形を決めるべき剣先部分はプレスをしっかりかけて角を出します。
そして、ふんわりとした風合いを出すべきエッジ部分には絶妙なバランスでの力加減が必要になります。
これも、自動機にたよってしまうと技術は必要な今でも、そうしてもペッタンコの仕上がりになってしまいますから、
人の目や手の感覚でやわらかい仕上げをしています。

・手縫い作業

いろんな方に見ていただいて驚かれるのですが、
ブランドネームや閂などの細かい作業も手作業で行っています。

というのも、ネクタイは芯を包み込むように作るので、形状としては『袋』のようになっています。
ミシンなどの機会を使った場合、表に貫通してしまうので、表に影響を出さないように一つ一つ掬い上げるように手で仕立てていきます。

角度から組み合わせ、プレスや手縫いの細かさ。
いろんなことにこだわって、良いネクタイは完成していきます。

そこにあるのは単純なものです。
プライドです。

そして願うのは、
お客様の喜びです。

たくさんのことはできないかもしれませんが、
一つのことは絶対に妥協せず、プロフェッショナルとしてネクタイ縫製に携わっていきたいと思っています。

 

田舎の小さなネクタイ縫製工場からブランディング挑戦を続けています、
笏本(しゃくもと)達宏と申します。

・誰が作ってるんだ?
・どんな人がを書いてるんだ?
・何か頼んでみようかな?

と興味の湧いた方がいらっしゃいましたら、まずこのプロフィールを一読頂けたらと思います。

~展開ブランド名【SHAKUNONE】~

ちなみに笏本という名字はどうも日本に20人くらいしか無いらしいので、出会っていただいた方は奇跡に近いのではないかと思いますので、是非覚えてください。

①僕のミッション

「挑戦し続けること」「価値を届けることで可能性を開く」ことで、
〈仕組みを変える〉ということがミッションだと思っています。

僕たちは吹けば飛ぶような地域にある小さな小さな存在(会社)です。
今までは力に屈することもあったし、典型的受注依存体質にズブズブと沈んでいって、内心諦めていることもありました。

だからこそ、僕が挑戦することで、そして道を開くことで生み出せるコトがあるし、僕たちが生み出すからこそ意味があることが信じています。そのことが、自分たちだけではなくて、同じような環境下にあってもがき苦しんでいる人や会社に変化を与えることだってあるんじゃないかと思うんです。

失敗も多いかもしれませんが、いくつもの挑戦を繰り返して、より良い〈仕組み〉を作っていけられたらと思っています。

②ブランドについて

私たちは創業から半世紀の間、下請け工場として仕事をしてきました。
その中で2015年に自分たちのネクタイブランドSHAKUNONE’を立ち上げ、今は大手とのコラボや有名百貨店、オンラインショップなどで展開をするようになりました。

とはいえ、まだまだ成功したとは言えませんし、ちょっと風穴が空いたかな?くらいのものです。
実際ここまで来るのにも色んな挑戦と失敗、自分で言うのも変ですが、苦労もしてきました。ぶっちゃけかなり圧力をかけられたり、理不尽な扱いさえされてきました。

だからこそ、まだまだ挑戦を続けることで成長する。お客様に魅力を提供する。その最大の価値であり武器がブランドです。

 

③ポリシー

挑戦を続けること。
これが最大のポリシーです。

今までの様々な挑戦をしてきましたし、応援もしていただきました。
その中で「できるわけない」「田舎物が通用するわけない」と指を刺されてバカにされたことさえありました。

ただ、
挑戦しないこと=現状維持ではない
挑戦しないこと=その瞬間から衰退

という強い思いを持っています。
だから、反社会勢力とか明らかに理不尽なことでなければ、
人の挑戦をバカにしませんし下にも見ません。

それは今までの経験でそうされてきたからこそ、自分は他者に対してしたくない。ただそれだけを思っています。

④ネクタイについて

仕事に行く時、大切な人へ贈る時、祝福の時、悲しみの時、ネクタイはいつも大切な人を想うところにあります。
だからこそ、時代や習慣もありますが、身に纏う人の魅力を引き立てるネクタイを大切に届けていきたい。僕はただそう考えています。

ネクタイづくりのプロであって、デザイナーやMDとかではありません。ただ、ブランド活動を始めてから今まで、誰よりもお客様と向き合ってきました。それは自分に知らないことが多すぎたからです。

理論とか理屈とかではなく、よりお客様目線で感じる感覚的部分を重視しています。

その目線や立場から、選び方や結び方を始めとする、ネクタイに関するアレコレをお届けしています。

⑤お仕事/取材などの依頼について

もちろん縫製の依頼がメインになりますが、こうして発信をさせていただいているとよく、

・ブランディングについて話してもらえませんか?
・クラウドファンディングやECのことを教えてもらえませんか?
・現場のリアルな現状を聞かせて頂けませんか?etc・・・

などと講演の依頼などを頂きます。
可能な限り対応はさせて頂きますし、むしろ僕で力になれることがあるなら是非ご依頼ください。ただ、これだけは知っておいてほしいです。

僕は講演やセミナーのプロではありません。
理論や理屈ではなく、今までの実体験を元にしたリアルなや方法、自分なりのコツなどを感覚的にお話させて頂くことしかできません。

なので、これはこういうものだとかこうするものだといったガッチリしたセミナーや登壇をご希望の方は多分合いません。
それよりも、同じ悩みを持っていて、共通の課題や問題を抱えている人や、よりリアルな話を聞きたいという方が良いのではないかと思います。

ということで、ザクッとしたプロフィールはこんな感じですので、必要な情報とかあれば随時更新していきますので、笏本達宏をよろしくお願い申し上げます。

下記にリンクを紹介しています。
日々の発信は公式ブログやSNSでも発信していますのでフォローして頂けますとと幸いです。

公式Webサイトはコチラ~ 

Instagram~  ~Twitter~  ~Facebook

オンラインショップはコチラを御覧ください。
Yahoo店~   ~BASE店~