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2017年3月16日
 

〇〇離れ、車だったりお酒だったり、いろいろな〇〇離れということを聞くようになりました。

ネクタイもその一つなのでしょうか。

 

ネクタイを外したビジネススタイルのクールビズの時期が数か月後に迫ってまいりました。

10年ほど前から推奨されてきたクールビズ。
ネクタイ業界には大きな痛手でしたね。

当初は文化的にネクタイを外すことに抵抗があった社風や個人の意識も年月が意識を変えてきました。
ネクタイ文化が育って定着してきたように、ノーネクタイ文化もまた時代の流れの中で定着化してきています。

それでも、オフィシャルな場や職業上、ケースバイケースでネクタイを結ぶことはあるでしょう。
ちなみに、日本で声が上がったクールビズですが、海外からはシンプルにダサいとの声もあるようです。

ネクタイの必要性という点では以前書いたブログを参照ください。

https://shakumoto.co.jp/105/

ただ、一つ言えることは、ドレスコード100%のスーツスタイルからネクタイを取っただけでドレスコードのパーセンテージが下がり、着こなしに100%のセンスを求められるようになったのは間違いないです。

それ故に、スーツスタイルにおける、ネクタイの役割というのは非常に大切なのです。

SHAKUNONEのコンセプトは、本物のネクタイ。ネクタイ一本ですべてを整える。ということです。

オシャレに…
アクセントに…
意思表示に…
場に合わせて…

その時々で表情をや意味合いを変え、スタイルを整える役割を持つネクタイは、今後も重要な役割を果たすアイテムだと言えます。

 

ネクタイを作る環境も厳しくなってまいりました。
熟練の機屋さんも職人もここ数年でみるみる減少してきました。

その中でも、SHAKUNONEを生み出す我々は若い世代です。

今我々が何もせず、国産ネクタイの火を絶やすようなことがあってはいけません。

先日のメディア出演でプロモーション活動に拍車がかかりました。
多くの反響の中、皆様(地元の方々も含め)知らなかったという声がたくさんありました。

地元の方にもまだまだプロモーションが足りないなと反省です。

色々な活動をしていく中で、お客様の反応は非常に良く、感動の声もいただきます。
商品に活かせる声もたくさんいただきます。
我々の想いを届けて、お客様の声を聞いて、ブランドを育て、
知っていただく努力をしながら、職人たちが継続的に良いモノを生み出していける環境を整えていくことが、
お客様へ良いネクタイをお届け出来る最善の方法だと思っています。

 

 

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2017年3月14日
 

タイトル通りですが、良いモノづくりを続けていける環境づくりとは何ぞや。

ということを考えてみました。

まず、良いモノというのは何なのか。ということですが、
自分たちで「これは良いものだよ」と言っているだけでは、いけません。

 

その価値を伝えて、それをお客様が認めてくださって、ファンになってくれれば、それは価値のある本当に良いモノでしょう。
我々が生み出したいのは、商品であり、価値なのです。
その価値をお伝えする努力を怠ってはいけません。

また、良いモノづくりというのは、そこに停滞するものではなく、古きを守り新しきを創造するものだと考えます。

そんな環境を作っていく為にも、今のままのではいけないと常に考えています。

技術を伝えられる環境
技術を受け取れる環境
モノ創造できる環境
作った製品をお届け出来る環境
お客様の声を聴ける環境
充実した私生活を過ごせる環境

それを支える経済的環境

 

色々ありますが、私が考える代表的なコトは上記のコトです。

環境が無ければ継続的にモノづくりを続けていくことはできませんし、
新しいモノも生まれないし、育ちもしません。

現在のモノづくりの多くはコストや利益だけを追求したものが多いです。
否定しているわけではなく、それも大切で、それがなけれは環境づくりもできません。

ただ、それに固執しすぎて、偏った環境を作り出してしまうのは、長い目で見たときには非常に良くないことです。
どこかにシワ寄せ(偏ったシワ寄せ)がきて、良いモノづくりができない環境やシステムを作ってしまうのは、
対お客様にとって良くないです。

そのシワ寄せがくるのは、多くが生産工場なんですよね。
どんな業種でもいえることかなとは思いますが。

海外のブランドなんかは、企画からブランドを生み出したというより、
小さな工房なんかからブランドが立ち上がっています。

世界的に有名なHermèsだって、元々は馬具工房です。

そんなモノづくりや、職人たちのプライドだったり、良いモノづくりを出来る環境の中からしか本物のブランドは生まれないのではないかなと思いますね。

とはいえ私も書いていて、まだまだだなと思うことは多々あります。
商品は自信のある間違いないモノですが、もっと良い環境づくりが出来れば、洗練されたブランドに育っていけるのではないかと思っています。

 

SHAKUNONEも工場です。モノづくりに日々従事する職人です。
職人が生き生きと仕事が出来る環境を作って、
お客さんの声を聞き、直接商品づくりに活かして、さらに良いモノを送り出していきたいと考える、

2017/03/14ホワイトデーの午後でございます。

 

 

 

 

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2017年3月11日
 

新宿でのイベント前の2/28にOHKさんに取材をしていただきました。

取材風景。

LIBA機なんて、皆さん普段見ることなんてないですよね。
大変興味を持たれていました。

裁断の重ねなんかも、手で重ねてるなんて夢にも思わなかったとのことでした。
ズレを軽減させるには、人の目で見て、人の手で重ねることが重要なんですよ。
結構アナログですので、技術が必要なんです。

ミシン掛けも、機械化されてないんですよ。
本縫いミシンで一つずつ人の感覚で縫い合わせていきます。
商品の顔を整えたりバランスを取るには絶対必要です。

対話形式でのインタビューでしたが、やっぱりなかなか慣れませんね。
上手に伝えられる努力をしなければと改めて思いました。

さて、放送日の3/8(水)

私自身は新宿で仕事中だったので、リアルタイムで見ることはできませんでした。
気にはしていたのですが、忙しかったこともあり、途中は忘れていました。

放送終了後、いつもはまばらにしかならない携帯がブーブーと鳴っています。
地元で見てくださった方々からの連絡でした。

その時点では、まだ見れないので、夜ホテルに帰ってからゆるりと見させていただきました。

お、キャスターの荻原さん結んでくれてる。

アンテナショップにも取材行ってたんですね。
いつもお世話になっている瀬尾店長です。

京都と山梨の生地も綺麗に映ってますね。

オリジナルの型紙も映ってます。
型入れ(設計図書)もアナログで、一つ一つ柄を見ながら合わせていくんですよ。

なんか写真の感じだと、取材慣れしてるみたいに見えるかもですが、実際は緊張しまくりですよ。

ミシンで踏む一歩、針で紡ぐ一針、プレスで包む柔らかさ

どれも手作業にこだわって作ることで伝わるもんです。
それが伝わる、放送だったと思います。

放送日のHPアクセス数は普段の10倍にもなり、オンラインショップへ訪問してくださる方も驚くほど増えました。
メディアの影響というのはすごいなと、改めて実感しました。

より多くの方にSHAKUNONEを知っていただき、伝えていけるように、まだまだこれから。

OHKさんありがとうございました。
良いキッカケをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

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2017年2月22日
 

初めて特集を組んでいただきました。

テレビ出演なんて学生の時たまたま映り込んで以来の大事件でございます。

新聞のラテ欄にも掲載してあり、朝からの番宣でも流れておりまして、かなり驚きと不安の中、取材を受けました。

制作工程の撮影、インタビュー撮り、物撮りなど、とにかく慣れないことばかりであたふたしましたが、無事終了。

 

放送を観るのは恥ずかしかったですが、まあ緊張が伝わる表情で、自分じゃないみたいでした。
放送中は石田キャスターにも着用して頂き、気に入ってもらえたようで、特集終わりと番組最後にも感想を頂きました。

 

放送前から連絡は来てましたが、放送終了後もさらに多くの連絡をいただき、HPの閲覧問い合わせも増えました。

こうやって少しずつでも、多くの方にお届けできればとおもいます。

とにかく、緊張せずにリラックスした表情作りをするように心がけねばと反省してます。。。。。。

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現在、モノづくりとして行われているものは、
コストを追及したモノづくりで、実際市場に流通しているものは似たり寄ったりの者が多いことを感じませんか?
かといって、奇抜なものが実績に直結するようなものでもないのが現実でしょう。
そんな中、どうやって商品に差をつけるのか。

最近はこんなものがあります。
【ファクトリーブランド】

文字の通り「工場」=「ファクトリー」
工場もしくはメーカーが直接発信するモノづくりがブランド化したもの、という意味です。

服、バッグ、アクセサリーのように一般的なファッションアイテムの多くが、ブランドが決定したデザインを、自社工場で製造するかもしくは他社の工場に依頼して製造したものです。
自社工場を持っていて、企画から製造までの一連の流れを自社で行うことが出来る場合もありますし、特殊な素材や高度な技術を要する一部の製品は専門技術を持った工場に依頼するという場合もあります。

通常は他のブランドが企画したアイテムの製造を請け負い、生産納品します。
対ブランドでビジネス展開する工場やメーカーは、原料調達の太いパイプ、素材の扱い方に関する知見、縫製をはじめとする製造品質の高さという点でプロフェッショナルです。
そうした工場(ファクトリー)が自ら商品を企画し、自社の強みである製造技術を活かしてものづくりを行うことで発信されるブランドが、「ファクトリーブランド」と呼ばれているのです。

たとえば誰もが知っているブランドからの依頼を受けて製品づくりを行っている工場やメーカーが作った製品はブランドネームこそ違えど、素材や品質はもちろん一流です。
そういった点で、比較的手に取りやすい適正な価格で高品質な製品が展開されているというのがファクトリーブランドの一つの特徴ですが、コストパフォーマンスという点だけでなく、長い間有名ブランドとのやり取りで形成された「作り手」としての信頼感や、技術力の高さという、メーカーならではの物語がファクトリーブランドのアイデンティティと言えます。

【ファクトリーブランド取り扱いによるメリット】
・物ただの「物」ではなく、「者」「モノ」が加わりストーリー性を持った商品となり
差別化をすることができる。
・高品質を掲げられ、その裏付けとされる物語も築き上げることが可能。
・ストーリー性を持った商品を扱うことによって、お客様の口コミも期待できる(語りたくなる商品)
・シンプルスタンダードな商品にも付加価値を与えられる(流行に流されず、長く愛用したいなど)
・こだわりの商品を取り扱っているというイメージ付もでき、全体のイメージアップにも繋がる
・信頼のおける製造工場に制作依頼をすることにより、そのブランド製を高めるといった逆パターン展開の可能性身開ける
・お客様にとってコスパの良い商品だという印象

【課題】
① 他商品との差別化
② 認知度
③ デザイン企画
④ 販路開拓
【対策】
① ブランド背景を前面に出した、物語(ブランドストーリー)の打ち出し
② 販売店との協力、メディアとの連携、イベントの開催
③ 機や、デザイナーとの連携、シャツやジャケットなどとの連携を図るなど(トータルコーディネート)
④ メーカー、バイヤー、販売店との連携

【「物」「者」「モノ」】

物=商品
者=人(消費者、作り手)
モノ=モノガタリ(ストーリー、形には表せないもの)

購入し使用するのが人なら、作るのも人なり
機械的に製造された商品ではないことを全面的に打ち出すことにより、商品の付加価値を生み出し、他商品とは差別化した商品が打ち出せる。
【単体仕事ではなく連携仕事】
良いモノを世に送り出すためには、工場やメーカーが良いモノづくりを続けていくこと
できる仕組みを作らなければなりません。
良い環境、良い経済があれば、良い商品を作りだすことができます。

また、個々の活動だけではやれないことも多々あるのではないかと考えます。
餅は餅屋。
それぞれの長所を最大限に活かし、連携して営業することによって、納得と信頼を得るこ
が出来るのではないかと考えます。

本当に提案したいもの、それが可能なのかどうなのか。

たとえば、

「それはちょっとわからないので、確認してみますねー」

などのワンクッションが商談中に出てくることが軽減されるでしょう。

正確な結論を出せるレスポンスが良い営業にもつながる可能性はあるかと思います。

また、打ち出し方の提案も効果的かもしれません。
例えば、
・女性が贈りたくなるモノ
・女性がつけてほしいモノ
・こだわりの紺
・暖色系カーニバル
・フレッシュシリーズ
・大人の一本

だだいつも同じように作っているだけだと面白くないですし、今後他との差別化を図っていかなければ、不安も募りますし、未来は開けないかと思います。

 

私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。

是非一度、商品もご覧になってみてください。

Yahoo店   BASE店

フォローいただけますと幸いです。

Instagram フォローいただけますと幸いです。

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2017年1月31日
 

年が明け、2017年もひと月が経ちます。

さて、お知らせがあります。

2017年2月8日~2月14日までの期間

東京新橋のアンテナショップ「とっとりおかやま新橋館」にて、ファクトリーブランドバレンタインフェアーを開催いたします。

東京新橋では8日9日の二日間、私も販売させていただきます。

 

 

 

また、2月11日12日の二日間、コンベックス岡山にて、
天満屋さん主催の特別な二日間というイベントが開催されます。

東京から帰り、そちらにも参加させていただきます。

お時間ある方は、是非お立ち寄りください。

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自社ブランドSHAKUNONE【笏の音】の誕生のお話。
実家は祖母の代からの縫製工場。
幼少期はまだ現在の工場の場所ではなく、自宅の一部で縫製加工を営んでいました。
遊び場は山か工場の段ボールの中という幼少期を過ごしました。

 

当時から、夜な夜な仕事し、苦労している家族の姿を見ていたため、正直縫製の仕事をしようとは思っていませんでした。

学生時代は部活動で剣道に打ち込み、家業の手伝いをすることもほとんどなく成長していき、進路選択を迫られる時期を迎えました。

そこで、小さいいころからなりたいと思っていた「美容師」になるための道を選びました。
根拠はカッコ良さそうだからという、単純な憧れでした。

数年間美容師として勤め、辞める気などまったくありませんでした。

しかしある日、一時的に現社長の体調が悪くなり、繁忙期ということもあり
サロン勤務終わりに夜な夜な家業を手伝うことになりました。

 

そこで大きく考え方が変わりました。

 

大人になってみて改めてみた家業の内容。
肌で感じた情熱。
高い技術力。

衝撃でした。

 

正直、周囲で縫製に携わる仕事をしている同年代もいませんし、どちらかというと、
カッコ悪い仕事(失礼ですが)と思っていました。

体感してみて、カッコ悪くなんかない。
こんなすごい技術を持って、業界の縁の下の力持ちとして仕事をしてきたのかと思いました。

その体験から感じたことは、、

自分が育ってきた背景、ストーリーにはこの仕事がある。

 

自分には自分の人生がある と思っていたのですが、実際仕事として体感すると、今の自分と、家業を切り離して考えられなくなりました。

それを感じたことで、一気に興味が湧き、お勤め仕事の美容師を辞め、

家業の縫製加工業に飛び込みました。

とは言っても、楽な仕事は全くなく、以前勤めていた時より厳しく、

大変でつらい思いばかりでした。

モノづくりは楽しいのですが、大手販売店の商品を受注したメーカーの依頼を受けて、商品を加工する下請けの小さな町工場という現状で、

 

良い商品を作っていて信頼できるモノづくりをしているから安定した発注が来ている

という自負はあったものの、ふと考えたときに、一つのことを思いました。

『苦労してよい商品を作っているけど、この商品を作っているのが片田舎の我々だということを誰が知っているのだろう』

これを考えたときから、

『自分たちが考えて、作りあげた商品を、自分たちが作ったとアピールして、直接お客さんの反応がみたい』

という風に考えるようになりました。

下請け業者として、とか、職人として、とか

表に立つべきではないとか、主張しすぎとか、立場がどうとか。

そんな声もありましたが、でもここで何もしなくて、発信して行くことはできないという思いから、

自分たちがやっている事業やモノづくり、商品を改めて見つめなおし、
持っている技術力+デザイン+価値化を行い、
ファクトリーブランドSHAKUNONE【笏の音】を生み出しました。

と言っても、まだまだ生まれたてのブランド。

 

決して華やかとはいえない縫製の仕事ですが、

生地を製品に変貌させることができる縫製は裏方として無くてはならない存在で、

見えない部分で当たり前のことをやる仕事かと思います。

その当たり前をつきつめて得た経験と技術を存分に活かした縫製の仕事がカッコ悪いわけがない。

そんなおもいも込めて、これからもっと磨いて育てていかなければいけません。

 

 

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SHAKUNONE【笏の音】というブランドの名前の意味をお話しいておこうと思います。

 

元々、笏本縫製の笏という字がベースになっているのですが、
笏ってどういう意味なのか、何なのかということです。

笏というのは、神社の神主さんや、聖徳太子が持っている平たい木の板のことを指します。

名前には由来があると言われますが、ご先祖様は笏作りの職人だったんですかね。

 

その笏を縦に二つに割ったような楽器があります。

 

それが雅楽で使用される笏拍子です。

乾いた響く音を出します。たとえるなら、拍子木に近いと思います。

笏拍子には、音楽の調子を整えるという大切な役割があります。

 

ネクタイにもスーツスタイルの調子を整える大きな役割があります。

 

名前と意味。

ネクタイ一本ですべての調子が整うように。

また、笏拍子の音のように、遠くまで響いてほしいと願いを込めて、

 

 

SHAKUNONE【笏の音】という名前を決定しました。