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1つ目は、婆ちゃんが創業して母ちゃんが守ってきた小さな町工場から日本一のブランドを作ること。
2つ目は、「僕たちだってできた」という姿を見せることで、自分の仕事なんて‥って、自分たちの価値を見失っているあらゆる分野の職人さんたちの背中を押すこと。

株式会社笏本縫製 代表取締役 笏本達宏

■自己紹介

株式会社笏本縫製の代表を務めております笏本達宏と申します。
このたびはページをご覧いただきありがとうございます。
弊社は岡山県津山市にある、僕の祖母が54年前に自宅の一室で創業した小さなネクタイ縫製工場です。つい最近までは無名の縫製会社で、表舞台に出ることのない縁の下の力持ちに徹して、ずっとモノヅクリを支えてきました。そんな中で大きな転機を迎えたのが2015。長年培ってきた「縫製職人の技術」に「デザイン力」と「お客様との対話」を取り入れ、 オリジナルネクタイブランド【SHAKUNONE(シャクノネ)】を生み出しました。私たちにとっては大きな挑戦でしたが、おかげさまで多くの方に支えていただきながら、今日までブランドを育ててきました。

■プロジェクトのキッカケ

いま、モノづくりの現場では数々の問題を抱えています。
・培ってきた技術がアトツギの不足で継承されず失われつつある。
・職人の仕事が日の目をあびず、地位の向上が出来ていない。
・本来は誇れるはずの仕事に、自信を失いかけている。

身近にも、時代や環境の急激な変化についていけない会社や職人がたくさんいます。小さいころは近所に何件もあった縫製工場も、今はうちだけになってしまいました。そんな僕たちもコロナの影響を受け、2020年-2021年は受注数も過去に例をみないほど落ち込み、大きなダメージを受けているのが現状です。交流のある同業の仲間たちに話を聞いても「俺たちの仕事なんて‥」と、言うような人も増えてきています。でも、実際はみんなスゴイ人たちなんです。みんな一朝一夕で身に着けた技術じゃないし、会社には長い歴史があります。なのに、どんどん自信を失ってしまっているのが現状です。

そんな中でも、たくさんの方に支えていただき、認知度も向上。SNSでフォローしてくださる方も増え、SHAKUNONE (シャクノネ)はブランドとして着実に成長し、

正直、何度も諦めようかと思いましたが「お客様には喜びを 作り手にめいっぱいの幸せを」という理念と「日本一のネクタイブランドを作る」という夢を実現させ、「僕たちだってできる」と証明することで、自分たちの価値を見失っているあらゆる分野の職人さんたちの背中を押すことに繋がるんじゃないかと考え、今回の挑戦を決意しました。

画像をタップして詳細をご覧いただけますと幸いです。