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2019年7月12日
 

私たちは毎日ネクタイの仕立てをしている職人です。

一見同じ形に見えるネクタイも、素材や作り方によって【やりやすい】と【やりにくい】ものがあります。

ネクタイの良し悪しを書いているブログや記事はたくさんあって、
中には【高級な素材は良い】【安価な素材はダメ】といった感じで書いてあるものも見受けられます。

ただ、これだけは断言します。すべてはバランスです。

高価な生地(製品)の方が良いものだと勘違いしたり、例えばインポート系の生地(製品)のほうが優れているといった知識や先入観は大きな勘違いです。

確かに素材として優れているものは高価格帯の方にたくさんあるかもしれませんが、
私からすれば「バランスが悪いものが多すぎる」

有名ブランドの商品の数多く担当した経験からしても、「ほんとにちゃんとバランス検証した?」と思うレベルの物があることも少なくありません。※怒られそうなので名前は出しません。

一例をあげてみましょう。

・インポート(イタリア輸入)の生地
・織り方が編み物みたいな厚手のウール素材
・使う芯材は起毛した分厚いもの

我々もプロですから、触った瞬間に、いやいた瞬間に「こりゃあかん」と感じました。

・織り方が粗すぎるためボロボロになるのが早い
・厚手に生地に厚手の芯材の組み合わせでゴワゴワ
・まずきれいに結べない※検証済
・インポート生地だから良いものができると思っている素人のようなプロが存在する

実際にいくつか作って試してみることも多々あるわけですが、
見立てはだいたい外れません。これはお届けできる代物ではないと判断します。

だからこそコチラもプロとして「これはアカンと思います」と相手先に提案をするわけです。

作ることにおいて、〈楽がしたいから簡単なものが良い〉と言っているわけでも何でも無く、

シンプルな話、

そもそも、毎日ネクタイに関わっている我々が扱いにくいものが、
みなさんにとって使いやすいものであるはずがありません。

そういった経験も重ね、トライ&エラーを繰り返してきたからこそ、
私たちが作るネクタイは最高のバランスで作っていきたいと思っています。

 

ネクタイのことならSHAKUNONE(シャクノネ)にお任せください。

大切な人を想うことからすべては始まります。

自分の特別な一本に。
大切な人へのプレゼントとしてもお選びください。

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