販売会などで、お客様の声を直接きけるようになり、改めて考えました。
人の好みはそれぞれとはいえ、やはり色味や柄なんかは落ち着いたモノが好まれるようです。
とはいえ、無難なものを選ばれている中でも、皆さん少し変わったモノを求められています。
派手なものを探してます!!!
とおっしゃる方は、非常に珍しいですね。
さらには、「ネクタイ」とインターネットで調べてみると、
・ネクタイ結び方、締め方、巻き方
・ネクタイ長さ
などの検索が非常に多いです。
そんな、声、ニーズに合ったものを、形に出来るのは我々だけなのではないかと思います。
作る人(製造者)
売る人(販売者)
使う人(お客様)
一つのモノがその役割を果たす為には大きく分けて、この三者が必ず必要になります。
当たり前の構図ですが、私的感覚で書き換えてみます。
作る人→語る人
売る人→伝える人
使う人→共感する人
大ざっぱに見えるかもしれませんが、上記の構図はそれぞれの大きな役割を表しています。
一概にそれだけではないいうことだけはご理解ください。
作り手はより良いモノ、求められるモノを作り、語ります。
それを売り手が受け取り、伝え、発信します。
想いを受け取り、共感し、購入する使用者がいます。
これは必ずしも一方通行でなく、ループします。
しかし、現状は違う側面も出てきています。
売りやすい価格(上代)
↓
利益有効に出る卸値
↓
材料費、利益
↓
加工費(余った価格)
このようなことが当たり前にあります。
これだと、モノがただのモノになってしまい、悪いループにはまってしまいます。
モノの価値の感じ方は十人十色。
・とにかく安いモノが良い
・そこそこのモノが良い
・ブランドの名前が欲しい
・魅力的なモノなら価格は関係ない
どれが正しくてどれが間違っているとかはありません。
しかし、あらかじめ決まった価格の中で、誰かが損をし、力なくモノを作り続けることが、今後良い結果を生み出すとは到底思えません。
そこで考えたいのは、タイトルの
「自分のコト、自社のコト、モノのコトを語れますか」
ということです。
先程書いた、語る/伝える/共感する/ の関係性の中で、
その三者をつなぐ一つのモノに対して語れますか?
誰か一人でもそれを出来なければ、それは何かが足りないことのシグナルなのではないでしょうか。
一つのモノに対して想いを共有できるだけのコトがなければならないと思います。
自分のコト、自社のコト、モノのコトを伝え、語ってもらえるような発信をしていきたいと思っています。
今回は、SHAKUNONEのネクタイを生み出した街、津山市というところがどういうところなのかを簡単にお話しさせていただければと思います。
岡山県津山市は岡山県北部に位置していて、周りを山に囲まれた津山盆地にあります。
中心部には津山城がありお城は現在ありませんが、天守閣は復元されています。
今は鶴山公園として数千便の桜が植えられ、日本桜百選にも選ばれています。
周りには城下町の面影を残した街並みがあり、小京都とも呼ばれています。
古代から津山は出雲と大和を結ぶ交通路の結節点で、人と物と文化の交流が
盛んで、江戸時代に出雲街道と呼ばれるようになって、参勤交代路としてもにぎわったそうです。
有名人といえば、B’zの稲葉さんの出身地というのが有名ですね。
グルメも多く、肉文化が発達した町です。
中でも、中心部はじめ、市内には多くのモノづくりをする職人たちがいます。
木工、金属加工、縫製、伝統工芸(まだまだたくさんありますが)など多くの技術が集約された街で、
我々の繊維産業に着目してみると、SHAKUNONEの工場がある久米地区には、幻の織物と言われる「倭文織」の産地であったという歴史もあります。
今もまだ手織りで続けている作州絣という綿織物も盛んですし、撚糸工場などもあります。
そんな歴史と、モノづくりの技術と育んだ街が津山市です。
決して都会とは言えませんが、住みやすく、良い環境でモノづくりが出来るところです。
私も今までは、受注した商品を生産するだけの工場でしたが、SHAKUNONEを立ち上げ多くの方と接するようになり、改めて街のことを考えるようになりました。
国産のモノづくりだから良いものだとか、そういった抽象的なことではなく、
我々を育んだ環境こそが良いモノづくりを生み出す原点。
美味い飯、伝統と技術、想いと情熱の街「津山」
カッコイイな。
タイトル通りですが、良いモノづくりを続けていける環境づくりとは何ぞや。
ということを考えてみました。
まず、良いモノというのは何なのか。ということですが、
自分たちで「これは良いものだよ」と言っているだけでは、いけません。
その価値を伝えて、それをお客様が認めてくださって、ファンになってくれれば、それは価値のある本当に良いモノでしょう。
我々が生み出したいのは、商品であり、価値なのです。
その価値をお伝えする努力を怠ってはいけません。
また、良いモノづくりというのは、そこに停滞するものではなく、古きを守り新しきを創造するものだと考えます。
そんな環境を作っていく為にも、今のままのではいけないと常に考えています。
技術を伝えられる環境
技術を受け取れる環境
モノ創造できる環境
作った製品をお届け出来る環境
お客様の声を聴ける環境
充実した私生活を過ごせる環境
それを支える経済的環境
色々ありますが、私が考える代表的なコトは上記のコトです。
環境が無ければ継続的にモノづくりを続けていくことはできませんし、
新しいモノも生まれないし、育ちもしません。
現在のモノづくりの多くはコストや利益だけを追求したものが多いです。
否定しているわけではなく、それも大切で、それがなけれは環境づくりもできません。
ただ、それに固執しすぎて、偏った環境を作り出してしまうのは、長い目で見たときには非常に良くないことです。
どこかにシワ寄せ(偏ったシワ寄せ)がきて、良いモノづくりができない環境やシステムを作ってしまうのは、
対お客様にとって良くないです。
そのシワ寄せがくるのは、多くが生産工場なんですよね。
どんな業種でもいえることかなとは思いますが。
海外のブランドなんかは、企画からブランドを生み出したというより、
小さな工房なんかからブランドが立ち上がっています。
世界的に有名なHermèsだって、元々は馬具工房です。
そんなモノづくりや、職人たちのプライドだったり、良いモノづくりを出来る環境の中からしか本物のブランドは生まれないのではないかなと思いますね。
とはいえ私も書いていて、まだまだだなと思うことは多々あります。
商品は自信のある間違いないモノですが、もっと良い環境づくりが出来れば、洗練されたブランドに育っていけるのではないかと思っています。
SHAKUNONEも工場です。モノづくりに日々従事する職人です。
職人が生き生きと仕事が出来る環境を作って、
お客さんの声を聞き、直接商品づくりに活かして、さらに良いモノを送り出していきたいと考える、
2017/03/14ホワイトデーの午後でございます。
12月~4月までは何かとプレゼントを考えなくてはならないことが多いかと思われます。
12月のクリスマス。1月成人の日。2月バレンタイン。3月卒業シーズン。4月入学、入社など・・・
そんな中で男性へのプレゼントとしてネクタイをお考えになった方もおられるのではないでしょうか?
いざ選ぼうかと考えた時に頭に浮かぶのが、
【ネクタイをプレゼントする意味ってなんだろう?】ということです。
クールビズの期間が延び、ひと昔前と比べたらネクタイをする機会は減ったのは事実でしょう。
ラフな格好を推奨する企業も増えてきました。
この時期にネクタイを贈るのはどうなんだろう?
そもそもネクタイを贈る意味ってなんだろう?
ということに関して少し書かせていただきます。
ネクタイをプレゼントする際に、なにかその意味を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
1.あなたに首ったけ
ネックに巻くものですから意味としてはなんとなくわかりますよね。
2.束縛
同じく首輪をするようなイメージで言われている意味なのかもしれませんが、とらえ方次第で何とでも言えそうです。
これらの意味を真にとらえるかは各個人の感性にもよるかもしれませんが、
私は違う考えを持っています。
・ネクタイの起源から考える
ネクタイの起源は、約400年前のヨーロッパにて兵士の帰りを祈願し身につけたスカーフが始まりと言われています。
大切な人を戦場に送り出す家族が、何か形になるものに願いや祈りを込めたかったのでしょう。
無事を願い祈った家族の思い。
その後、時を経て形は現在のネクタイへと変化し、男性の正装としての文化にまでなりました。
元々、何の意味があるかわからない、
ただ首にぶら下がっているもの、ではなく、
大切な人への「願いと祈り」を形にしたところから始まったものなのです。
現代でも、その想いを込め、意味を添えてプレゼントするのも良いのではないかと思います。
とは言ってもそんなに深く考える必要はありません。
ネクタイをプレゼントすること。ネクタイを結ぶこと。
どちらも基本は単純です。
【大切な人を想うこと】
これが根底にあります。
大切な人の為に仕事に行く時 大切な人のために選び贈る時
結婚式など祝福の時にも、誰かを想い悲しむ時も敬意を持って結びます。
時代や習慣もあるでしょう。
ただ、それはそれだけのこと。
シンプルに考えればいいです。
相手のことを想う。
大切な人を想う。
その真ん中にあるのがネクタイです。
自分で買うことが少ないからこそ、喜んでもらえるネクタイを選ぶことはとてもいいことだと思います。
ちなみにどんなものを選んでいいのかと悩んでおられる方もいらっしゃるかもしれません。
仕事柄や、着けていく場所などにもよるかもしれませんが、
贈られる相手の方を、第三者から見て、どのように見てほしいかを考えて選ぶのも私はオススメしています。
例えば、とにかく明るい方で、オフィシャルな場所に着けて行く際に少し落ち着いた印象で見せたい場合などは、
少し深めの落ち着いた色味のモノを選ぶとか。
私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。
是非一度、商品もご覧になってみてください。
フォローいただけますと幸いです。
Instagram フォローいただけますと幸いです。