※おおよそ2分で読める内容にしています。
こんにちは。
縫製工場の三代目、シャクモトタツヒロです。
私は10年前、
という想いでアトツギの決意をしました。
「お客様に近いところで仕事すること」
そんな当たり前のことすら出来ていなかった僕たちですが、ブランドへの挑戦を通して多くの方に支えて頂き、今まで遠かったお客様との距離を無くすことができたし、自分たちも成長することができました。
僕たちのネクタイブランドSHAKUNONE(シャクノネ)は、
THE SUIT COMPANYとのコラボレーション企画により、夢の1つだった【全国展開】を実現させます。
・シンプルかつ深みのある「Design & Color」
・裏地の桜柄がさりげなくアクセントを出す新製法の「スエヒロ」
・西陣シルクが織り成す「光沢と品格」
今、手に取って頂きたい商品に仕上げました。
※商品は一例です
実は、私たちがこうして全国の皆様に商品をお届けできる機会は滅多とあるものではありません。
だからこそこの機会に、
1人でも多くの方にSHAKUNONE'(シャクノネ)を知って頂き、
手に取って欲しい。
お近くにTHE SUIT COMPANYの店舗がございます方は是非とも足を運んでご覧頂き、触れてみてください。※店舗検索
このことを一人でも多くの方に知っていただき見て触れて頂く機会を作るために、この投稿を【共有】【シェア】してくださいませんでしょうか?
新しい可能性の芽に期待してくださったTHE SUIT COMPANYさん。
ずっとファンでいてくださったお客様をはじめ、今まで支えてくださった多くの方々の期待に応えるためにも、
今一度、お力をお貸しください。心より、お願い致します。
Instagramのフォローを是非お願いいたします。
また、当コーポレートサイトとは別にコンテンツサイトを立ち上げました。
もしよろしければ覗いてみてください。→コチラ
ネクタイのデザインや色味、また選び方や結び方について様々な記事がありますが、
作り方や構造について書かれているものは多くはありません。
そもそもネクタイに芯が入っていることを知らない方もいらっしゃるのではないかと思いますので、その意味と効果について書かせて頂こうと思います。
ネクタイは結んだり解いたりを何度も繰り返すモノです。
そのため、型崩れしないように、内部には芯地を入れているものがほとんどです。
中には《セッテピエゲ》という表地をたっぷり使って芯を用いない製法もありますが、どちらかというとスーツスタイル上級者向けとのものになります。
そのため、ベターにネクタイを選ぶ場合に出会うネクタイとしては芯地の入ったモノが多いことでしょう。
『ただ当り前に入っているもの』と侮るなかれ。芯には重要な役割がありますので、紹介させていただきます。
①型崩れ防止
既に説明をしていますが、まずこれが前提です。
ネクタイは「結ぶ」ということが前提に作られるアイテムです。
普通に使っていても、結び目には思いのほか負荷がかかってしまいます。
そして用いられる生地はシルク素材が多く、一般的なシルク生地は繊維が細く生地だけでは非常に薄いモノになっています。
なので、芯を入れることでキチっとした形が持続するように芯地が入っています。
②風合いの調整
芯によって同じ生地でも仕上がりの差が大きく出ることを知っておいていただきたいです。
例えば、薄い生地に薄い芯を使用した場合、結果的にペラペラの商品に仕上がります。
逆に、厚手の生地に起毛のかかった厚手の芯を使用した場合、ゴワゴワした商品に仕上がります。
もちろん、そういったものが良いと意図的に作り込む場合は問題ありませんが、一般的にはバランスが良くありません。
実際には、厚手の生地には薄目の芯、薄手の生地には厚手の芯と、特性を捉えバランスが取れる組み合わせをチョイスするといった、工夫が施されています。
@そして、豆知識ですが、シンプルに作られているように見えるネクタイですが、実は立体構造になっていてとても手間がかかるものなんです。芯においても、ただ入っているわけではなく、生地と芯が密着するように縫い付けてあったり、伸縮性を持たせるようにループを仕込んだりと、手間をかけて作っています。
アナタがネクタイを手に取る機会があるなら、芯がはいっているか?どんなものが用いられているか?といったところも見ながら選んでみてください。
いつもネクタイブランドSHAKUNONE’をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
このたび、多くの方に支えられながら私たちが大切に育ててきたネクタイブランドSHAKUNONE’(しゃくのね)が、
TSCの20周年企画の一つとして厳選された「日本のモノヅクリ」を追求した商品を提供するものです。※THESUITCOMPANY20周年動画
私たち㈱笏本縫製は創業から半世紀の間、商品を仕立てる業界の黒子として一つ一つのモノと真っ直ぐに向き合ってきました。
そんな中で、お客様の声を聞き、より良いモノを提供するために、長年の夢だったオリジナルブランドを2015年に立ち上げました。
「田舎の小さな縫製工場にブランディングは無理だ」と言われながらの挑戦でしたが、少しずつではありますが着実に成長してきました。
しかし、私たちの最大の弱みは【どれだけ良いものを作れても、世間に知らせる術をもっていない】ということだったんです。
そんな中でも、私たち自身も店頭に直接店頭に立ち続け、お客様との対話を通して伝え続けてきた結果、私たちの想い、商品のデザインやクオリティの高さが伝わり、都市部の百貨店での期間限定催事やオンラインショップを通じて多くの方に支えていただきファンになってくださるお客様も増えてきました。
そして昨年(2019年)、この企画のお声を頂戴しました。
担当バイヤーの方から
「20周年という大事な節目の企画ではあるが、ブランドのコンセプトやテイストを最大限に尊重してより良い一本を届けたい」と言っていただき、
私たちも「一人でも多くの方にSHAKUNONE'(しゃくのね)を知っていただける大切な機会」だと考え、このコラボレーションが実現します。
岡山県の小さな縫製工場からブランディングをはじめ、たくさんの方に支えていただき、
様々な経験をさせていただきました。
この取り組みにはいろんな意見があるかもしれません。
私もしっかりと考え、そしてよく話し合って決めました。
そして、商品についてもデザインや縫製仕様の提案から、しっかりとTSCさんと相談もさせて頂きました。
自信を持ってお届けできるものが出来上がってきています。
全国のTHESUITCOMPANYの店舗で展開されます。
お近くの店舗で是非手に取って頂き、SHAKUNONE’を感じてください。
※ちなみに地元岡山の店舗以下の通りです。
岡山店 イオンモール倉敷店
私たちは数年前まで「誰も知らない田舎の小さな縫製工場」でした。
ですが、挑戦と経験を通して貴重な機会を頂くことが出来ました。
だからこそ、この取り組みを、挑戦を続けることで全国展開ができるようになるという一つのモデルケースとして、多くのモノヅクリの可能性を広げることにつながることを願っています。
リリース日の詳細等は追ってお知らせさせて頂きます。
この取り組みを1人でも多くの方に知って頂き、手に取ってもらいたい。
是非、身の回りの方にお伝え頂き、SNSでのシェア等をお願いしてもらえると幸いです。
こんにちは。
ネクタイブランドSHAKUNONE’プロダクトマネージャーの笏本です。
ブログやSNSではブランドのこと中心に情報発信をしてはいますが、普段は縫製の職人も兼ねていますので、
今日は縫製の職人として書かせていただきたいと思います。
これからのアパレル業界はどうなっていくのか?
国内でのモノづくりをしている業界人の人は少なからずの不安を抱えていると思います。
特に現場(工場)では、人材の高齢化や技術の継承ができておらず、現役の高齢職人が居なくなったら廃業を余儀なくされるケースも少なくないはずです。
なんでそうなったか?
・海外生産拠点への移行
・外国人自習生依存
・ファストファッションの台頭etc・・・
言い出せばキリがないでしょうし、アパレルの中でも数多ある業種業態のはそれぞれの原因や問題点があるはずです。
細かく問題や課題を理解しておくことはもちろん重要ですが、根本原因として『低賃金の職業』という現実を受け入れなければなりません。
若い人材を集めて、新しい機材やITの導入などしていくことは、事業発展、また承継に重要なことだと思うわけですが、どれもお金がないとできません。
資金がなく原動力がなければ、どれだけ想いや願いや心意気があってもどうにもなりません。
現実的に縫製工場にそれを求めてみても、出来ないところが99%くらいじゃないかと思うんです。
スタッフの賃金を上げるためには、加工費用を上げるか、受注数を増やすかの2択、もしくはその両方を実現させることが必要です。
しかし、現実では、加工費の下げ止まりはしたものの、上がり続けていく人件費に対して加工費は上がらない状況。
これでは実質、利益が減少しているのと同じことだというのは誰にでもわかることだろうと思います。
さらに、工賃を上げることは、その商品の店頭売価を上げることにつながります。
販売店はどこも値上げには消極的ですし、
よっぽどのことがない限り【値上げ=販売数の低下=売上減少】に直結してしまいます。
だから、元受けとしても、加工費のUPを受け入れられず、下請けは収入減になるところが多いのが現実です。
このような環境では、もちろん賃金UPなんてできません。
そうなると、働く人材もいなくなる。
単純な悪循環です。
さらに、今まで安くても維持できていた根本の要因である『安定生産量』も揺るぎ始めたところが多いように思います。
中長期的な計画も立てづらい経営者としては、現状打開のための投資に踏み切れないのも当然のことです。
できることに取り組もうとしているところは、自社ブランド展開などに挑戦している工場もありますが、そんな中で成功する工場はほんの一握りで、それも、頭一つ飛び出ようと掴んだチャンスさえ潰されてしまうケースもあります。
そう。出る杭はボッコボコにされることも珍しくないんです。
最近、芸能界で、事務所をやめたタレントがテレビに出られないように妨害や圧力をかえたのではないのは?
という疑惑もありましたが、縫製工場や関係先の中でもそんなことは往々にしてあると思います。
日本の繊維産業は徹底した分業制で成り立ってきたせいで、なかなか簡単には変われないのが実際のところでしょうが、
本当にサスティナブルな生産環境を創出していくには、根本的な仕組みの改善が必要だと強く思います。
どうせ自分にはできないんだと思いながら読んでいる方、それではきっと何もできないでしょう。
私もそんな中の一人でした。
確かに、一人一人は弱い立場に立っているかもしれません。
しかし、その立場から動く人たちがたくさんいれば、きっと大きな波を作ることができるようになります。
自分たちには関係ないと思っていることほどもったいないことはないと思います。
自分たちの未来は誰も代わりに作ってくれません。
だから、動いていこうと思っています。
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