まだまだ暑い時期が続いていますが、秋冬に向けての出展依頼などは早くから動き始めます。
2015年に産声を上げたネクタイブランドSHAKUNONEも多くの方に支えて頂きながら、少しずつではありますが育ってきました。
そんな中で、webサイトや日々の発信にも書かせていただいていますが、
《ブランド紹介と商品紹介》をしてくださいと問い合わせを受けた際に担当バイヤーさんなどにお答えする内容を書かせていただきます。
・ブランド紹介
数多くのブランドの商品を仕立てている小さな町の縫製工場から生まれたネクタイブランドデザインです。半世紀にわたり培ってきた技術で、素直で自然に結べるネクタイをお仕立てしています。
また職人自らがユーザーの声を聞き、その声をカタチにすることで、《作り手》と《使い手》との間にあった理想のギャップを埋め「雑味の無いシンプルな風合い」を纏うネクタイを送り出しています。
見た目だけのデザインではなく、商品を提案制作する過程を公開し、プロセスからデザインされたネクタイは、クールビズや温暖化で必要性が少なくなってきたように感じられる現代に、あえて結びたくなるような想いを秘めた魅力を感じて頂くことができます。
・商品紹介
シルク100%にこだわり低速織機で高密度に織られた国産織の生地は、美しい光沢と品格を演出し、身に着ける男性の魅力を引き立てます。
1本のネクタイで身に着ける人の魅力を最大限に引き出すために、一本一本大切に人の手によってお仕立てしたネクタイは、柔らかな質感と心地の良い結び心地を感じて頂けます。
ビジネスパーソンの必需品として存在してきたネクタイですが、その過程で大切な《成長》をしていませんでした。
一方的にと言うと語弊があるかもしれませんが、それに近い商品提供をしてきたのが今までの作り手のスタンスだったのではないかと思います。
私たちがやっていることは思ったよりシンプルなことで、
《お客様から頂く声》は、「欲しいモノ」というだけではなくて、《自分がどうなりたいか、どう見えたいか》ということだと考えています。
プロダクトアウトとして、価値を提案提供をしていく側面はもっていますが、
お客様の声を聞きカタチにすることで、《なりたい自分》《他覚的に見えたい姿》をストレートにマーケットインしていく方法を取っています。
自分だけで成長していく単独の商品開発やブランディングではなく、共創して作り上げりことが私たちチームSHAKUNONEのスタンスです。
そうした動きが結果的にチャンスを生み出して、有名店などでの展開などにも繋がり、より多くのお客様に手に取っていただく機会ができました。
見た目だけで身に着けるのであれば、たくさんのブランドや商品があります。
名前で圧倒的価値を提供しているブランドもあることは事実です。
SHAKUNONEを深く知っていただくことが、身に着けていただく時に、心を支え、高揚感、満足感、充実感を感じて頂けることに繋がれば良いと考えています。
結ばなくても許される時代にネクタイブランドを創ったのが私たちです。
時代に取り残された変わり者と見る方々もおられるかもしれませんが、そのあたりは私自身あまり気にしていません。
それはかシンプルに《スーツ姿にネクタイをしている姿がカッコイイ》と思っているコトと、
この時代だからこそ、《あえてネクタイを身に着けることに新しい価値がある》と考えているからです。
今までの当たり前が当たり前でなくなることは往々にしてあります。
だから時代を批判悲観をするよりも、もっとSHAKUNONEを選んでくださるお客様に感動していただいて、自分たちも成長して行けるかを考えて進んでいきたいと思っています。
トレンドの意識と言うことは常に考えていかなければなりません。
お客様からも「今どんなのが流行っていますか?」という質問は非常に多くいただきます。
カジュアル衣料程ではないにしろ、たしかにビジネスウエアの中にもトレンドや流行は存在します。
そんな中でも、市場のトレンドに流されない、SHAKUNONE独自のコンセプトや世界観というものは存在します。
①【声をカタチに】
通常作り手は影の存在で、市場に商品を提供することはしても、エンドユーザーと直接的に接点を持つことはありません。
今まで良い声も悪い声も、私たち職人の元へは届いてきませんでした。
本質的にお客様に感動していただけるモノを仕立てていく為には、それではいけないと思い、店舗にお願いをし販売の最前線に立つことを始めました。
そのことにより、お客様の生の声を聞き、良い点も悪い点も吸収することで、直接的に商品への反映をさせることが可能になりました。
SHAKUNONEのネクタイは、お客様の声なのです。お客様の声にSHAKUNONEのテイストを加えたネクタイなのです。
②【あなたの素敵な共演者】
ネクタイは主役ではありません。主役は身に着けるあなた自身です。
その想いを持ち続けています。
決してスーツやシャツが主役でそれを引き立てるモノなのではなく、身に着ける男性を魅力的に引き立てる〔共演者〕。
映画やドラマでいう主役と共演者の関係を結ぶことが出来れば、あなたはもっとカッコよくなれます。
ですので、主張をしすぎません。派手な演出ではなくあなたをそっと支える共演者でありたいと思っています。
なので派手なデザインは多くありません。自然に男性が引き立つ世界観を演出しています。
今日、繊維ニュースさんの取材を頂きました。
取材中に、上記のコンセプトや世界観のお話までさせていただきましたが、
「それは、元々美容師をしていたという経験が大きく影響しているのではないですか?」
と言われました。
元々美容師をしていたということに関しては時々お話しすることはあっても、話のネタ程度で、あまり影響があるとは自身では思っていませんでした。
ですが、逆に記者の方に引き出していただいた部分があるのではないかと感じました。
お客様を魅力的に演出する仕事として、美容師と現職は通ずるものがある。
新たな発見をさせてもらいました。
シャクノネin日本橋三越本店4日目。
嘘だろおい。
無名のブランドがそこまで支持されるのか?
三越本店のほかの売り場の方々や、関係のメーカーさんも見に来るほど、良い意味で反響を頂いています。
何よりお客様が感動してくださり、喜んでご購入頂けることは非常に嬉しいです。
こういった自社ブランドを販売する上で、
「自分が作った」というメッセージ性は、お客様にとっての1つの「感動」になるのだと思います。
しかし、今回は、そこまでお話しなくとも、シンプルに、
「これいいな。」
と言っていただき、キープしたまま他の商品を全部見たあと、
「これにする」
と最後にSHAKUNONEを選んでくださるお客様が非常に多いと感じています。
その後に、「実は..」とお伝えすると、だいたい驚かれます。
これは自分が想像している以上にブランドが成長して、歩き出している兆しなのではないかと思うんです。
商品背景はもちろんですが、やはり、
「このネクタイ、なんかいいよね」
という、お客様の《なんとなく》の部分に伝わってるのかなと感じています。
〇〇だからいい。
〇〇だからこそ素晴らしい。
みたいな決め手も必要ですが、
「なんとなく良い」
という感覚的な部分に勝るものはありません。
1から10まで説明できる知識と自信をもちながら、お客様の「なんとなく」に伝わるお話をさせて頂きながら、意見や心を汲み取って次の商品に再現できたらと思っています。
今日から2日目(3/31.4/1)は実演を兼ねたオーダー会も致します。
お近くの方、お時間ある方、なんとなくご来店下さいませ。
ネクタイブランドとして2015年に立ち上げたブランドSHAKUNONE。
昔も今も男性が身に着けるアイテムとして定番のネクタイだが、時が経つにつれ、その役割が忘れられつつあります。
2005年以降には、環境省主導のもと、夏季に摂氏28度以上の室温に対応できる軽装の服を着用するようにと呼びかけられたクールビズ、2012年以降のスーパークールビズなどで、ネクタイを結ぶ機会も減ったのは皆様も周知の事実でしょう。
毎日身に着けるものという昔の認識と変わりつつある現代において、あえて独自のブランドを立ち上げネクタイづくりをしているのが、SHAKUNONEです。
忘れられつつあるネクタイの魅力を最大限に引き出しつつ、
結び手をより魅力的にし、スタイルのバランスをネクタイで整えるネクタイを送り出すことを心掛けています。
ネクタイは苦しくて、めんどくさいものかもしれません。
しかし、SHAKUNONEはネクタイを、
《男が結ぶ小さな仕掛け》
として捉えています。
男性が身に纏うモノとして、
シャツ、ベルト、靴、財布、時計、名刺入れ、カードケース、ピンズetc・・・
多くのアイテムがある中、唯一体の正面、そして顔の真下に位置し、その人の印象を決める重要なアイテムがネクタイです。
当たり前にネクタイを結ぶ時代から、あえてする時代へと移り変わっていく中で、変わらないネクタイの役割を忘れず、職人が大切に仕立て送り出すネクタイブランド。
ネクタイを結ばなくても許される時だからこそ、より魅力的になれるネクタイを届けたい。
派手さでも個性でもなく、こだわりを結ぶ感覚を提供するネクタイブランドがSHAKUNONEです。
12月~4月までは何かとプレゼントを考えなくてはならないことが多いかと思われます。
12月のクリスマス。1月成人の日。2月バレンタイン。3月卒業シーズン。4月入学、入社など・・・
そんな中で男性へのプレゼントとしてネクタイをお考えになった方もおられるのではないでしょうか?
いざ選ぼうかと考えた時に頭に浮かぶのが、
【ネクタイをプレゼントする意味ってなんだろう?】ということです。
クールビズの期間が延び、ひと昔前と比べたらネクタイをする機会は減ったのは事実でしょう。
ラフな格好を推奨する企業も増えてきました。
この時期にネクタイを贈るのはどうなんだろう?
そもそもネクタイを贈る意味ってなんだろう?
ということに関して少し書かせていただきます。
ネクタイをプレゼントする際に、なにかその意味を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
1.あなたに首ったけ
ネックに巻くものですから意味としてはなんとなくわかりますよね。
2.束縛
同じく首輪をするようなイメージで言われている意味なのかもしれませんが、とらえ方次第で何とでも言えそうです。
これらの意味を真にとらえるかは各個人の感性にもよるかもしれませんが、
私は違う考えを持っています。
・ネクタイの起源から考える
ネクタイの起源は、約400年前のヨーロッパにて兵士の帰りを祈願し身につけたスカーフが始まりと言われています。
大切な人を戦場に送り出す家族が、何か形になるものに願いや祈りを込めたかったのでしょう。
無事を願い祈った家族の思い。
その後、時を経て形は現在のネクタイへと変化し、男性の正装としての文化にまでなりました。
元々、何の意味があるかわからない、
ただ首にぶら下がっているもの、ではなく、
大切な人への「願いと祈り」を形にしたところから始まったものなのです。
現代でも、その想いを込め、意味を添えてプレゼントするのも良いのではないかと思います。
とは言ってもそんなに深く考える必要はありません。
ネクタイをプレゼントすること。ネクタイを結ぶこと。
どちらも基本は単純です。
【大切な人を想うこと】
これが根底にあります。
大切な人の為に仕事に行く時 大切な人のために選び贈る時
結婚式など祝福の時にも、誰かを想い悲しむ時も敬意を持って結びます。
時代や習慣もあるでしょう。
ただ、それはそれだけのこと。
シンプルに考えればいいです。
相手のことを想う。
大切な人を想う。
その真ん中にあるのがネクタイです。
自分で買うことが少ないからこそ、喜んでもらえるネクタイを選ぶことはとてもいいことだと思います。
ちなみにどんなものを選んでいいのかと悩んでおられる方もいらっしゃるかもしれません。
仕事柄や、着けていく場所などにもよるかもしれませんが、
贈られる相手の方を、第三者から見て、どのように見てほしいかを考えて選ぶのも私はオススメしています。
例えば、とにかく明るい方で、オフィシャルな場所に着けて行く際に少し落ち着いた印象で見せたい場合などは、
少し深めの落ち着いた色味のモノを選ぶとか。
私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。
是非一度、商品もご覧になってみてください。
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