ネクタイの着用時期は11月という会社も多いかと思いますが、
その着用時期と同時期になります、10/30~11/13の期間で、日本橋三越本店 2FンクタイサロンでSHAKUNONEを展開させていただきます。
日本橋三越webサイト→https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi.html
今回は、根強い支持を頂いている《SHAKUNONEロゴシリーズ》と、日本庭園にインスピレーションを受けて作った表面に凹凸のある《庭園》をはじめ、静かな迫力を演出するネクタイをご用意させていただいております。
数と期間には限りがございますので、是非日本橋三越本店にお越しくださいませ。
ブランドマネージャーの笏本達宏も11/5の夜から11/13の最終日まで店頭に伺わせていただきます。
ネクタイを結ばなくても良い時代になりました。
言葉づかいで言えば、ネクタイは『敬語』みたいなものです。
必要ない場合には着けなくてもいいですし、必要な時には着けるべくモノなんです。
捉え方は人それぞれあるかと思いますが、
ネクタイが好きですか?と問うと、苦手な方もいらっしゃるでしょう。
ですが、ネクタイをしている姿としていない姿、どちらがカッコイイですか?
と問うと、多くの方がネクタイをしている姿がカッコイイと答えます。
難しい問題ではありません。
魅力的に自分を演出するべき時、またしたいときに選ばれるモノとして、
スーツスタイルに華を添えるネクタイとして、ご紹介させていただきます。
遠方でご来店いただけない方、またお時間の都合の合わない方は、
オンラインショップでも展開をさせていただきております。
よろしければ合わせてご愛顧よろしくお願い致します。
オンラインショップはコチラ→https://shakunone.thebase.in/
本日紹介するのは、店頭販売でも一番人気になっている、SHAKUNONEロゴ柄の淡紺です。
ロゴ柄のコンセプトは「深みのある二段階」
一般的に柄物のネクタイは配色をします。
例えばDOT柄であれば紺色に白と赤のDOTという感じですかね。
せっかく柄を入れるんだから、無地っぽくならないように色を足すんです。
ですが、SHAKUNONEロゴシリーズは配色をしていません。
柄物でありながら、土台となる色とロゴ色を同系色で仕上げていますので、遠目で見たら一見無地に見えます。
ところが、ご挨拶や名刺交換などができるくらいになると、相手から柄が見えるようになってきます。
「派手さではなく、静かに迫力を演出できるようなネクタイがほしい」
そんなお客様からの声がこのネクタイを完成させました。
柄のはっきりしたネクタイももちろん素晴らしいです。
そんな中でも、シンプルかつ深さを求められているお客様にマッチするようなネクタイを送り出したいという想いを形にしたのがこのネクタイなんです。
SHAKUNONEのネクタイの生地を選び、配色をし、織りあげてお仕立てするまでに、3つのテーマがあります。
これは私が生まれた国、日本。
育ってきた環境。
支えてくださった皆様が居て構築されたモノです。
奥ゆかしい、謙虚、日本人は海外と比べてもこのような言葉が似合います。
さらにはネクタイは決して主役にはならない。身に着けてくださる方の魅力を引き立てる素敵な共演者であると位置づけています。
ですので、総じて派手なデザインはありません。
決して主張しすぎず、しかし、身に纏う人の中心で共演するモノです。
その為に色使いが多少の及ばず、シンプルなデザインとシンプルな配色でお仕立てしています。
時計、財布、鞄、ベルトetc・・・
男性の身に着けるモノとして、唯一体の中心、そして印象を決めるVゾーンを彩るのがネクタイです。
身に纏う人の品格を引き立て演出する為にも、ディティールや素材にこだわりを持っています。
素材は、国内でも有名な富士吉田地方のシルク織り。京都丹後地方のシルク織りを使用しています。
人肌に一番近いと言われ、美しさを放つ光沢をもった美しい天然繊維を使用しています。
仕立ても「身に着ける方の姿」を想像しながら、一本一本お仕立てを致します。
柔らかなお仕立てで、身に着ける方自身の気持ちよさ、他覚的に観た時の風合いのある男性を演出できるよう、醸し出される品格を細やかなディティール感で演出しています。
一つのモノが出来上がるまでには、必ず「ヒト」が関わっています。
織り成すヒト。
お仕立てするヒト。
身に着けるヒト。
たくさんのヒトが関わって、ヒトはモノを使います。
そのヒトそれぞれに歴史があり、想いがあり、願いがあります。それをフィルターを通さず、直線的に繋げることが、私たちのミッションです。
多くのヒトが紡いで繋いできたモノガタリを伝えたい。
そんな想いで、今まで構築してきた技術を大切にし育てていきます。
独りよがりで自己満足なモノではなく、成長する技術。そして後世に伝える技術として育んでいます。
そして製品に影響を大きく及ぼし、その人の印象を大きく左右する「色使い」。
見えている色は同じかもしれません。
しかし感じている色は十人十色。
私たちが生まれた国、育った環境、見てきた景色。それを育んだ世界観と歴史。
そんな色使いをテーマにし、「和色」を使用しています。
レッド=赤。 ブルー=青。 グリーン=緑。
といったような、平面的なものではなく、和の色の表現に着目し、
天色。金茶。濃藍。萌葱色。葡萄。などの、日本人独特の色彩感覚、色表現をコンセプトにしています。
日本国内でのネクタイへの価値観は、ひと昔前からは変わり、
当たり前だったからこそ軽薄になってしまっていたコトもあるのではないでしょうか。
私たちは不器用にしか伝えられません。
だからこそ、シンプルに魅力を伝えていき、それを感じてほしいと願っています。
ネクタイ工場で日々ネクタイを作る日本一若いネクタイ職人、笏本です。
ネクタイの良し悪しやスペック差は一見するとわからないものです。
サイズの差さえあるものの、基本形状は変わりません。
それは作っている職人である我々が一番よくわかっています。
技術的には専門のノウハウが必要なのですが、構造自体はシンプルなものだと言えます。
ですが、シンプルな構造だからこそ、手を抜いてしまうと商品に直接影響するようなことにもなりかねないので、妥協は許されません。
そんな中で、ネクタイの作り方には何種類かあるのですが、
大きく2種類あります・
・オーソドックススタイル
・セッテピエゲ
まずオーソドックススタイルは、一般的に皆さんがよく目にするネクタイの仕様です。
説明不問級のTHEネクタイです。
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次にセッテピエゲです。
別名。セブンホールド、七つ折りとも呼ばれるネクタイです。
生地をたくさん使い、一枚の生地を折りたたみ作る、最もクラシックな作り方だと言われています。
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基本は裏側の見た目と内部構造の違いです。
高級でクラシックな作り方であるセッテピエゲは長年、通好み、高価格帯商品としてラインナップされてきました。ネクタイ発祥の原点に近い、柔らかな質感と風格は他のネクタイとは違う魅力があります。
魅力的な商品である一方、風合い重視の商品であるため、形状の安定性などが損なわれることと、通常の倍以上の生地を使用することでの販売価格が高くなってしまうというという点において、嗜好品としてのネクタイになっていたように思います。
そこで本題である、emon仕様とは何かというお話です。
私の立ち上げたネクタイブランドSHAKUNONE‘が世界で初めて作ったネクタイの製法です。
写真をご覧いただければお分かりになると思いますが、左がemon仕様のネクタイです。
emon仕様とは、裏側をまるで着物の襟合わせのように作ることから、衣紋という言葉から来ています。
洋文化から発症したネクタイに和のテイストを含んだネクタイです。
裏側をずらしただけではないのか?という声もあるでしょうが、その効果は大きなものがあります。
通常ネクタイは平面で捉えられがちです。機械的に作った商品はペタンコで、いかにも平面構造です。
ですので、ある程度の厚みがあるネクタイの方が品があるように見えるのです。
私が仕立てるネクタイはオーソドックスな商品でもソフトプレス製法で生地の柔らかさや質感を残すように作っていますが、emon仕様はさらに生地を使い、ネクタイの顔になる部分に一番生地の厚みがくるように作っています。
そのことにより、通常よりも立体感が生まれ、ネクタイとシャツの接しているエッジ部分に影ができます。
よりフワリとした質感に仕上がり、高級感と特別感と、品を演出します。
手作業での柔らかな質感を残しつつ、芯をきっちり使用することで形状の安定、セッテピエゲにとも少し違う風合いを醸し出す和テイストの製法になります。
今まで、当たり前で、これしかないと思われていたネクタイの製法に新しい価値を提供できるのではないかと思っています。
実際、クラウドファンディング、実際の店頭販売などでは、多くのお客様に感動していただき、共感をいただいています。
ネクタイを作る職人として、当然ネクタイを提供していますが、私が提供したいのは、そのネクタイを通して結び手である方がより魅力的になることです。
ただ、決まり事だからネクタイをする。
なんとなくネクタイをする。と言うことではなく、結び手をより魅力的に、華やかに演出するパートナーとして居続けたいと思っているのです。
私たちの送り出すブランドは大切な人への大切なプレゼントに、そして、男性が自分絵のギフトとして選んでいただけるようなネクタイをお仕立てしています。
是非一度、商品もご覧になってみてください。
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本日お客様の手元にお届けした2本のネクタイ(一本は蝶ネクタイ)。
販売会にお越しいただいてご購入いただいたお客様からのオーダー商品です。
女性の方で、普段は着物を着られることも多いようですが、シャツスタイルの時にはネクタイや蝶ネクタイを着用されることも多いようです。
オシャレな方ですよね。
柄選びから始まった商品も無事納品まで完了して、直接仕上がりを見られたお客様からの喜びと感動の声もいただきました。
シーンに合わせて使える最高のモノで嬉しいと言って頂くと、作ったかいがあったなと心の底から思えます。