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本日紹介するのは、店頭販売でも一番人気になっている、SHAKUNONEロゴ柄の淡紺です。


ロゴ柄のコンセプトは「深みのある二段階」

一般的に柄物のネクタイは配色をします。

例えばDOT柄であれば紺色に白と赤のDOTという感じですかね。

せっかく柄を入れるんだから、無地っぽくならないように色を足すんです。

ですが、SHAKUNONEロゴシリーズは配色をしていません。

柄物でありながら、土台となる色とロゴ色を同系色で仕上げていますので、遠目で見たら一見無地に見えます。

ところが、ご挨拶や名刺交換などができるくらいになると、相手から柄が見えるようになってきます。

「派手さではなく、静かに迫力を演出できるようなネクタイがほしい」
そんなお客様からの声がこのネクタイを完成させました。

柄のはっきりしたネクタイももちろん素晴らしいです。

そんな中でも、シンプルかつ深さを求められているお客様にマッチするようなネクタイを送り出したいという想いを形にしたのがこのネクタイなんです。

2018年10月12日
 

ネクタイをしなくてもいい職業や、ネクタイをする必要のない場面では、無理にネクタイをする必要はないと思います。

仕事上、私たちがお仕立てしたネクタイをたくさん買って頂くことは嬉しいことではありますが、不必要な場面で無理に着用していただきたいとは思っていません。

ましてや、クールビズ反対運動に加わろうとも思っていません。

 

ただ、身に着けたいときに選ばれるブランドでありたいなと思っているだけです。

 

有名なライセンスブランドでもなければ、人気ランキングやまとめサイトに載っているようなネクタイブランドではありません。

広告を打っているわけでも、衣装提供しているわけでもありません。

常設販売店も多くありません。

 

今は、静かな迫力を感じられるこだわりのネクタイブランドとして、小さな火を灯しながら成長しています。

 

 

 

初出展となる阪急メンズ東京での展開も3日が経ちました。

一般の方に加え、プロの方(っぽいも含む)もたくさん訪れるお店です。

一期一会で出逢うお客さまには真っ直ぐ素直にご説明させていただき、沢山ある中からSHAKUNONE’をお選び頂いています。

ディスプレイも少しでも見やすいように、イメージが伝わるようにその都度変えながら展開をしています。

さて、お客さまと会話をする中で

ネクタイが大好きなお客様と出会いました。

ネクタイ談義に鼻を咲かせる中お客さまが、

「ネクタイしたらダメみたいな風潮は嫌なんだよね。しない自由があるならする自由もあっていいだろ。」

とおっしゃいました。

 

着用が当たり前の時代から、しないことが許される時代へと移り変わって行く中で、私も含めお客さまもクールビス反対といった意見ではなく、「したいとき、着用するべきときはする」シンプルにそれで良いのではないか?

 

という考えです。

 

自分はしたいけど、会社的に禁止・・・という風潮は嫌だ。

そうおっしゃっておられました。

 

もちろん立場上では、ご購入頂き着用して頂けることはとても嬉しいことです。そう言って頂けることも励みになります。

しないことの自由を否定したり、クールビス反対運動的なことをしてみても何も変わらないとは思います。

ですが、着用の自由はあっていいのではないかとおっしゃられるお客さまのお言葉には納得をさせられました。

 

ネクタイは意味が無い、という方もおられるかもしれませんが、

 

ネクタイを着用しているorネクタイを着用していない

 

は、どちらがカッコイイか?

と問うと、してる方がカッコイイという方が非常に多いです。

そういうことなんです。

結構シンプルな話で、イヤリングやネックレスもする人はするししない人はしない。

 

より自身を魅力的に演出するために身につけるものがアクセサリーであって、ネクタイもそういうものなんだと思います。

 

しない事の否定ではなく、、、

することの自由を大切に考えてみることも必要なんではないかと、学ばされました。

 

世の中にたくさんのネクタイがある中で、

「人がつくって、人に届けていること」

機械的にシステム的に流れ作業になってしまうとどうしても忘れられがちなことを再確認しながら、また学びを続けていけるように店頭に立ち続けます。

 

それが1つの想いを繋げていくことなんだと信じているから。

 

明日明後日は休日でお客さまも多くご来店されることと思います。

天候も心配ですが、誠心誠意お伝えできるよう心がけて接客させていただきます。

 

 

 

阪急メンズ東京でのイベントが開始されました。

JR有楽町のすぐ近くのメンズに特化したファッションビルです。

地下1階にある売り場のエスカレーターの真ん前。

地下1階では一等地みたいですね。

※準備段階の画像

数年前まで作ることしかしてなかった工場の職人がここまで来られるなんて、誰も想像もしてなかったんじゃないでしょうか。

僕も想像してませんでした。

正確には、想像できなかったというのが正直なところです。

ビジョンをもって、計画性を持って、目標と実践と改善・・・

それを思い出せないくらいにガムシャラだったのかもしれません。

良いものが売れるのか?

売れるものが良いものなのか?

僕らは何を作ったらいいのか?

どんなものを作ったらいいのか?

ハテナだらけで毎日過ごしてきましたが、

SHAKUNONE’を選んでくださり、声をいただくユーザーの皆様からたくさんのヒントや気づきを頂きました。

コエをカタチにし、雑味なく素直に選んでいただけるネクタイを1週間お届けさせていただきます。

 

ネクタイブランドと言っても数多くのブランドがあり、商品数も豊富にあります。

無難なものから個性的なものまでバリエーションも様々です。

 

たくさんある中の一つのブランドに弊社のブランドSHAKUNONEはあります。
商品展開は大手のブランドのように多くはないですが、丁寧な仕立てと雑味の無いデザインは高い評価を頂き、ブランド立ち上げから数年で都市部の有名店からの出展依頼なども来るなど、伸びているブランドになることが出来ました。

私たちは素材をカタチにする職人です。
レストランで言うところの‘シェフ‘です。

ただトレンドだけを追いかけるブランドではない、変わらず、そのままの魅力を引き立てるブランドでありたいと思っています。

料理を作るシェフと同じように《素材》《仕立て》のこだわりを考えて、そこに《エッセンス》を加えてネクタイを仕上げていきます。

 

ここでいう《エッセンス》というのは【お客様のリアルな思考、声】です。

 

どんなネクタイメーカーさんも基本は店頭に立つことはありません。

商品を送り出していく際に、使用してくださるユーザーの皆様の試行を置き去りにしたネクタイを作り続けることに意味は無いと思い、職人自らが店頭に立ちお客様の声をお聞きしています。

お仕立てした商品を店頭に並べて、店舗販売員さんに販売を任せっきりにしてしまうとどうしても間接的になってしまう為リアルな声は聞こえてこないのです。

 

非効率なことかもしれません。

ですが、皆様の声の一つ一つがブランドを創っていきます。

たくさんの人が関われば関わるほどフィルターがかかっていきます。
それを少しでも無くして自分自身で感じていきたい。

非効率が生む価値を商品に直接的に反映させていくことができることが、
SHAKUNONEの最大の特徴です。

 

昔とは違い着用の義務から解放されて自由になったネクタイは、
「仕事だから」という理由ではなく「自身の魅力を引き立てるオシャレ」として意思を持って身に着けるアクセサリーとなりました。

自身のこだわりを持って「ネクタイを締める」ということは、新しい価値を生み「差別化」をすることができます。

 

今まで繊維製品であるネクタイはアパレルのカテゴリーとして考えられてきました。
それが間違っていたというわけではありません。

スーツにシャツにネクタイに・・・

トータルリリースをしているブランドは一つのコンセプトに基づいてテイストを合わせた商品を提供していくことが普通です。
ですが、頭の先から足の先まで統一ブランドで染めている人は意外と少なくて、
ファッション誌などを見ても、

スーツは〇〇、
シャツは〇〇、
靴は〇〇、
ネクタイは〇〇、といったように、ブランド統一ではなく、テイスト合わせたスタイリングになっています。

 

とりわけ、ビジネスにおける服装は相手へ敬意を表し、信頼感を与える為のものという面があるため、圧倒的個性というのは表現しないものが多いです。

セットアップのスーツは上下のブランドは揃っていますが、
ネクタイやシャツまで同ブランドというケースはまれなように思います。

そういった意味で、比較的当たり前のようにネクタイは単独としてブランド価値を保っていると言っても良いのかもしれません。

時代は移り変わって、着用の義務から解放されたネクタイは、新しい価値を生み出そうとしています。

アパレルのカテゴリーから抜け出し、感覚としてはジュエリーに近い感じかもしれません。

身に着ける方は身に着けますし、不必要な方は使用しません。

自信を魅力的に演出するためのアイテムとして位置づけられるのであれば、そういった一面があることを知っていても良いのではないでしょうか。

 

もしかすると、ネクタイは紳士服洋品店ではなく、ジュエリーショップで販売するような日が来るかもしれません。
というより、それに挑戦していくことも悪くないと自分自身が思っています。

 

たくさんのブランドがある中で、私たちは圧倒的個性ではなく、生のエッセンスを加えこだわりと深みを生み出しながら、どんなテイストにも染まることのできる普遍的なネクタイブランドとして成長していきたいと思っています。