blog ブログ

 

プロジェクト達成率もおかげさまで23%を超えました。

そんな中で、№1ファッションビジネス専門誌である「繊研新聞」にプロジェクトが取り上げていただきました!!

皆様にはあまりなじみのない新聞かもしれませんが、主にはユニクロやイオンといった大手、ビームスやユナイテッドアローズといったセレクトショップ、さらに大手百貨店などでの取り組みや、業界動向、革新性の高い取り組みなどを取り上げて発信している新聞です。

 

 

僕たちのような小さな工場の取り組みが注目されるコトはめったにないのですが、

今回、取り組みの面白さやチャレンジに対する熱、商品やブランドに魅力を感じて頂いた記者の方からの取材で繊研新聞に掲載されたんです。

 

 

目の肥えた消費者の方々や、大手のバイヤーも注視している新聞です。

 

より一層負けられない挑戦になりました。

 

 

皆様の応援をよろしくお願い致します。

 

https://faavo.jp/okayama/project/2547

 

カッコイイものはすべてが都市部で出来ているとは限らないと思うんです。

 

どんなブランドの商品だって、実は田んぼだらけのド田舎で作られているってことはよくあることです。

 

 

僕らが送り出すブランドSHAKUNONEは、よく「都市部に工場作ったら?」なんて言われます。

 

でも、このブランドを立ち上げたのも生まれた場所だし、普段の仕事をしているのもそうです。

 

 

出ていくことが嫌なんじゃなくて、僕たちの世界観や価値観っていうのは、

 

生まれた環境、育った環境、育ててくれた人、関わってくれた人で土台を構成させられていると思うんです。

 

外に出ることを否定しているわけではないですが、どうしても忘れがちになってしまう原点に居ることが、より良いモノを継続的に提供していく一つの方法だと思っているんです。

 

 

それが僕らがここに生まれた意味だろうし、街に出れば価値が上がるとも限らない。

 

 

ここから発信していくことだって、現代なら可能になっていますよね。

 

 

地方で生まれたことが逆にアドバンテージになっていると思って前に進んでいった方が、

毎日の仕事も楽しいと思うんですよね。

 

 

プロジェクトも達成率20%を突破してきました。

ゴールまでの道のりはまだまだ遠いですが、しっかり取り組んでいきたいと思います。

https://faavo.jp/okayama/project/2547

 

小さな町の小さな縫製工場です。

 

強みを探すことより、弱みを探した方がよっぽど多い(笑)

 

・小さい工場は発信力も情報量も乏しいです。

 

・資本力も大手と比べると少ないから、業界の当たり前として普通に行われていることをやろうと思っても、僕たちにとっては普通じゃない。

 

・スタッフも、有名大学卒博士号持ち、みたいな人は私含めおりません。

 

・SNSフォロワーだって、全然少ない方だと思います。

 

 

そんな会社がどうやって戦うんだ?

我々は一般的に言われるところの、零細企業です。

 

小さな町の小さな工場です。

 

 

でも、誰もが知っているブランドや、大手メーカーの商品などもお仕立てし、その商品はドラマやCMなんかにも時々出ていますし、プロスポーツ選手の正装や世界で活躍するアスリートが着用するネクタイとしても使われています。

 

が、それを誰も知りません。

 

 

考えてみれば、それだけ信頼を得て巻かせていただける力が私たちにはあるということなんです。

 

それって、地味にスゴイんじゃないか??と思うわけです。

 

 

しかも、弱みだと思っていたことも、結果的には強みだったのかもしれないと思うようになりました。

 

・小さい工場は発信力も情報量も乏しいです。

→だから皆さんの声をより近くで聞いて、リアルな情報を共有することで求められる商品の提供ができるようになりました。

 

・資本力も大手と比べると少ないから、業界の当たり前として普通に行われていることをやろうと思っても、僕たちにとっては普通じゃない。

→だから考えることをやめませんでした。考えて工夫してより成長していく意欲が湧き、それが商品であるネクタイにも直接的に反映できるようになりました。

 

・スタッフも、有名大学卒博士号持ち、みたいな人は私含めおりません。

→スタッフも十人十色。

几帳面な性格で些細なことも気になるから、作業が止まってしまうスタッフ。
 比較的経験の浅いスタッフもいる。
 だからこそ、真面目に一本のネクタイと向き合う。それをサポートする経験豊かなスタッフもいます。
 一人一人のお客様のことを考え、想像して、一本一本のネクタイに真剣に関わるからお客様に喜んでもらえる
 ような商品が送り出せます。         

 

・私のSNSフォロワーだって、全然少ない方だと思います。

→だからこそ、繋がってくれている仲間を信じて、深く関わることで、僕たちを本気で応援してくれるし、
 より素敵な共演者になってくれます。

 

 

非効率かもしれませんよね。

きっと非効率です。

 

 

でも、この非効率が僕たちなんです。

 

 

ネクタイに危険性を感じているような方は居ないかもしれませんが、

 

それでも、安心して信頼して使ってくださる方の為にお仕立てしていくことが私たちの仕事です。

 

 

その非効率が感動に繋がるから、これからもやっていきたいと思っているんです。

 

 

普通なら、企画を起こして、商品を作って、販売機会にリリースして広告打ってお客様に遡及していけばいい話なのかもしれません。

 

 

でも、あえてクラウドファンディングを選んだのは、皆さんの声をより反映させて、それを可視化させることが大切だと思ったからです。

 

 

安心して信頼してご支援いただけるよう、プロジェクトを進めていきます。

 

 

ここから、次のステージへと私たちを押し上げてください。

 

限られた期間ではありますが、全力でお伝えしていきます。

 

是非ご支援ください!

 

 

挑戦中のプロジェクトはコチラ。

https://faavo.jp/okayama/project/2547

 

 

私は何を語ったんだ?一番じゃなくてもいい?その想いとは?

https://kenhoku.jp/turns/vol-42/

 

 

 

 

 

 

 

2018年6月4日
 

地域ブランドだったり、産地を全面に押し出したブランディングや産業の押し出し方は多く見ることがあります。

 

 

職に関して言えば、観光に繋がる有効な手段として、

 

「ここでしか味わえない」といったようなものはとても魅力的だと思います。

 

はっきり伝統工芸とうたっている産業もそうです。

地域ならではの誕生と発達をしてきたものですから、その特性を最大限に活かした打ち出しは有効なモノだと感じます。

 

 

 

 

一方、繊維産業はどうでしょうか?

 

産地のものだから素晴らしい。この産地のものだったら間違いない。

 

というところまで地域を活かしきれているのは、

 

岡山の児島ジーンズと愛媛の今治タオルくらいしか、私は思いつきません。

 

 

産地商売として、地元の人たちの愛用品とだけ提供していくのであればそれはそれでいいです。

 

 

ただ、私は「ご当地商品」や「産地PR」をしているわけではありません。

 

 

私たちの送り出す商品や世界観に共感してくださって、選んでくれる全国のお客様に届けたいと思っています。

 

 

商品背景としての生産地や素材の生産背景は必要です。

商品ストーリーも大切です。

産地を否定しているわけでもなんでもありません。

 

 

 

ですが、産地推しをするだけで、ユーザーに満足してもらえるものが送り出せる。

喜んでもらえて、感動してもらえると思っているのであればそれは違うと思うだけです。

 

 

地域性という部分で言うのであれば、地元に、身近に、そういった全国へまた世界へと送り出して通用するブランドがあるということを価値にして、周りの人たちに誇りに思って大切にしてもらえれば、認知が広がってきたり、世間で認められるようになって来た時に初めて地域が生きてくるようにも思います。

 

だからSHAKUNONEは地域の枠に収まらないよう、全国への発信を続けています。

 

 

私の夢は世界一のネクタイブランドを作ることです。

 

日本一のネクタイブランドになるコトにもまだ遠い道のりがあるとは思っていますが、それでも夢は大きく持って仕事に取り組んでいくことをいつも考えています。

 

クールビズが浸透して、ネクタイの需要が少なくなってきた現代に、「ネクタイブランド」として一番になることに何の意味があるのか。

自分にしかできない。と思ったからです。

 

 

育った環境や、支えてくれた人たちの影響も大きく関係してると思います。

 

夢を持とう。夢は必ず叶う。なんていう、上辺だけのものではなくて、

 

叶えるべき夢があるということです。

 

 

 

私一人で何でもできるとは思っていません。

 

 

だから、求めてくださるユーザーの元へ自分の足で行き、自分の声で伝え、自分の耳で聞き、そして考える。

 

 

その繰り返しをしています。

 

 

 

先日、我々のお仕立てしたネクタイをとても気に入っていただきずっとリピートしてくださっているお客様に言われました。

 

 

ネクタイで世界は救えないかもしれんけど、君の作ったネクタイのおかげもあって胸を張れてるよ。カッカッカ。

 

 

アハハ、と笑いましたがこんなに嬉しいことはありません。

 

 

作り手として、普通はこういった声を頂けることはありません。

今までなら、影の存在で、誰が身に着けるかもわからない。

誰が作ったかもわからない。

 

 

 

そんな状況で商品を提供していました。

 

 

 

こうして、お客様からの言葉を頂けることは、非常にありがたく、原動力になります。

 

 

 

 

こういった一つ一つの声が、少しずつでも広がりを見せ、大きな成果へと繋がっていくのだと思っています。

 

 

田舎の小さな町工場が世界一のネクタイブランドになる、なんて、だれもできると思わないような夢かもしれませんが、小さな繋がりを大きな力に変えて進んでいけば、私の代でできなくても、後の世代に受け継ぎ続ければ可能な夢なのではないかと本気で思っています。