日本橋三越本店 本館2F ネクタイサロンで展開中のSHAKUNONE’。
自分でも驚きですが、すごく支持を頂いており感謝です。

昨日(11/6)は大雨で通るお客様が少なかった印象でしたが、今日は降水確率も低いようなのでまたお客様へのご提案をさせて頂きます。
売り場全体で比べると、もちろん物量はひと握りのものです。
知名度も低い。
個性溢れるデザインかと言われればそんなことはない。
では、何故お客様はSHAKUNONE’を選んでくださるのか。
それは分析研究が必要になりますが、お客様から頂いている声をご紹介させて頂きます。
「ちょっと話したくなるようなブランドだ」
50代会社員
「深い。色気がある。」
40代自営業
「他とは違う感じがするのに合わせやすそうで気に入った」
30代会社員
「こだわりが感じられるから贈り物にしたい」30代会社員(女性)
様々な商品がありますが、ブランドコンセプトは「静かな迫力を感じられるネクタイ」です。
決して、個性的だったり派手だったりというものではありませんが、お客様の痒いところに手が届くような商品作りが伝わってきている証拠なのかもしれません。
お客様が何に触れて、何に興味を示して、といるのか。
もう少しこうして欲しい、こうありたい、
を直接感じていくことが商品の魅力に繋がっているのだと思います。

とはいえ、人の縁と同じで商品との出会いもご縁です。
大切な1本に出会えるかもしれません。
お時間ございます方は、是非一度日本橋三越本店へ御来店頂き、SHAKUNONE’に触れてみてください。
日本橋三越本店Webサイト
→https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi.html
ネクタイの着用時期は11月という会社も多いかと思いますが、
その着用時期と同時期になります、10/30~11/13の期間で、日本橋三越本店 2FンクタイサロンでSHAKUNONEを展開させていただきます。

日本橋三越webサイト→https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi.html
今回は、根強い支持を頂いている《SHAKUNONEロゴシリーズ》と、日本庭園にインスピレーションを受けて作った表面に凹凸のある《庭園》をはじめ、静かな迫力を演出するネクタイをご用意させていただいております。

数と期間には限りがございますので、是非日本橋三越本店にお越しくださいませ。
ブランドマネージャーの笏本達宏も11/5の夜から11/13の最終日まで店頭に伺わせていただきます。
ネクタイを結ばなくても良い時代になりました。
言葉づかいで言えば、ネクタイは『敬語』みたいなものです。
必要ない場合には着けなくてもいいですし、必要な時には着けるべくモノなんです。
捉え方は人それぞれあるかと思いますが、
ネクタイが好きですか?と問うと、苦手な方もいらっしゃるでしょう。
ですが、ネクタイをしている姿としていない姿、どちらがカッコイイですか?
と問うと、多くの方がネクタイをしている姿がカッコイイと答えます。
難しい問題ではありません。
魅力的に自分を演出するべき時、またしたいときに選ばれるモノとして、
スーツスタイルに華を添えるネクタイとして、ご紹介させていただきます。
遠方でご来店いただけない方、またお時間の都合の合わない方は、
オンラインショップでも展開をさせていただきております。
よろしければ合わせてご愛顧よろしくお願い致します。
オンラインショップはコチラ→https://shakunone.thebase.in/
文字通り、工場発ブランドだと言っていいでしょう。
メーカーやブランドが生産を委託している工場(ファクトリー)が、自らが商品をオリジナル商品開発・販売をするブランドがファクトリーブランドです。
企画や販売のやプロデュースの能力は必須になりますが、モノづくりの能力としては非常に高いのが特徴です。
一般的には、中間業者を通さない直販価格でコスパが良いとされることも特徴と言えるでしょう。
さて、ファクトリーブランドが世の中に出てきたのは、ここ数年が際立って多いように感じます。
アパレル業界に長く居る人の一部からは、
「工場側(川上)の人間が前に(川下)に出てくるんじゃなくて、今までの業務を突き詰めてやっていけよ」
と言われることもあるようです。
今まで工場を《使ってやっていた》というスタンスで考えていた人からすれば、
調子に乗るんじゃないぞ!という感情なのでしょうか。
近年でファクトリーブランドが多く出てきた背景には、簡単に3つの理由があると思います。
①情報発信の自由
HPを持っているコトなんて当たり前。またInstagram、Twitter、FacebookなどのSNSを使えば、自由に発信していくことができます。
今まで商品を作ったり、販売をしたくてもできなかったのが、オンラインショップだったりSNSを活用することで可能になりました。
上手く発信するとか、売れるというのは別の問題ですが。
②工場の独立化欲求
一般的に下請け工場は表舞台とは縁遠い存在で、さらに発注側に様々な面で影響を受けることが多く、不自由なモノづくりをしているケースが多いのではないかと思います。③にもかかってきますが、ファストファッションの台頭や、海外生産へのシフトを含めた国内生産の環境の変化に対して、工場はとても不利で弱い立場に立ってしまいがちです。
侵されることの無い、独立した柱を立てたいと考えるのは不思議なことではないかと思います。
③利益率、仕事量の減少
先に書いた②のように、不利な立場に立たされがちな工場は、年々上がってくるコストに対応するべく効率化を常に図っています。
ですが、モノの流れは変わってきていて、今までは年間通してあった物量も減少しています。
それでも加工単価は上がることを知らず、利益が確保できなくなってきています。
年間生産数量に対して決定していた加工に対する費用も、仕事量が減ってしまえば上げざるを得ません。が上がらない。
負の連鎖から脱出を図って、直接顧客に販売する方法を選ぶ、
そういった工場がファクトリーブランドとして立ち上げる、というパターンもあるでしょう。
すべてのファクトリーブランドに当てはまるパターンかは定かではないですが、
簡単に言えばこんな所じゃないでしょうか。
さて、《工場は工場でいろよ》といった声をあげられる方が存在することは既に書きましたが、
そういったことを言われる方は、工場に対して十分な仕事と利益を与えることができるのでしょうか。
また、できているのでしょうか?
年間の仕事は必ず確保するから、専属工場としてやってほしい。
年間生産数は〇〇万本出すから加工費を〇〇くらいで検討してほしい。
といったことを言われていた工場もたくさんあると思いますし、それもつい数年前までのことです。
今は状況が一変しています。
そんな環境の中で、川上の職人を抱える工場に対して、今までを維持しろということほどナンセンスなことは無いように思います。
あくまでこれは、工場目線からの内容で書いていますので、立場が違って不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
これが現実です。
なんとなくやっているようなファクトリーブランドも存在するでしょう。
お互い様の部分もあると思いますが、
少なくとも、他人が他人を縛るような仕事や付き合いは、バランスが悪くなるんじゃないでしょうか。
どんな理由にせよ、想いをもって始めたファクトリーブランドも険しい道を歩いていかなければなりません。
その一つが販路。
モノを作ったはいいがどこで売るのか、誰に売るのか、どうやって売るのか。
確かに、web販売やSNSでの発信で行動を起こすことが可能になったとはいえ、ただやっているだけではもちろん売れることはありません。
ブランドを作っただけでは、また商品を作っただけでは意味が無いのです。
それに躓いてブランドを辞めるくらいなら、それこそ片手間に初めてみるくらいならやるなと言われても言い返せないとは思います
私も工場で仕事をしながら2015年にブランドを作りました。
それこそ最初は上手くいかなかったですし、今も模索中なことに変わりはありません。
立ち上げから3年を超え、なんとかお客様にも支持を頂けるようになってきましたが、辞めたいと思ったことは何度もありました。
今やっている苦労はいつまで続くのか不安になることは多々あります。
しかし、考え方次第で、今やっているのは【苦労】ではなく【努力】なんだと思えば、まだまだやっていけそうな気がします。
継続して挑戦する工場はみんな成功してくれたらいいなと願っていますし、そんな仲間がたくさん集まればもっと力が発揮できると思えてなりません。
本日紹介するのは、店頭販売でも一番人気になっている、SHAKUNONEロゴ柄の淡紺です。

ロゴ柄のコンセプトは「深みのある二段階」
一般的に柄物のネクタイは配色をします。
例えばDOT柄であれば紺色に白と赤のDOTという感じですかね。
せっかく柄を入れるんだから、無地っぽくならないように色を足すんです。
ですが、SHAKUNONEロゴシリーズは配色をしていません。
柄物でありながら、土台となる色とロゴ色を同系色で仕上げていますので、遠目で見たら一見無地に見えます。
ところが、ご挨拶や名刺交換などができるくらいになると、相手から柄が見えるようになってきます。
「派手さではなく、静かに迫力を演出できるようなネクタイがほしい」
そんなお客様からの声がこのネクタイを完成させました。
柄のはっきりしたネクタイももちろん素晴らしいです。
そんな中でも、シンプルかつ深さを求められているお客様にマッチするようなネクタイを送り出したいという想いを形にしたのがこのネクタイなんです。
ネクタイをしなくてもいい職業や、ネクタイをする必要のない場面では、無理にネクタイをする必要はないと思います。
仕事上、私たちがお仕立てしたネクタイをたくさん買って頂くことは嬉しいことではありますが、不必要な場面で無理に着用していただきたいとは思っていません。
ましてや、クールビズ反対運動に加わろうとも思っていません。
ただ、身に着けたいときに選ばれるブランドでありたいなと思っているだけです。
有名なライセンスブランドでもなければ、人気ランキングやまとめサイトに載っているようなネクタイブランドではありません。
広告を打っているわけでも、衣装提供しているわけでもありません。
常設販売店も多くありません。
今は、静かな迫力を感じられるこだわりのネクタイブランドとして、小さな火を灯しながら成長しています。