トレンドの意識と言うことは常に考えていかなければなりません。
お客様からも「今どんなのが流行っていますか?」という質問は非常に多くいただきます。
カジュアル衣料程ではないにしろ、たしかにビジネスウエアの中にもトレンドや流行は存在します。
そんな中でも、市場のトレンドに流されない、SHAKUNONE独自のコンセプトや世界観というものは存在します。
①【声をカタチに】
通常作り手は影の存在で、市場に商品を提供することはしても、エンドユーザーと直接的に接点を持つことはありません。
今まで良い声も悪い声も、私たち職人の元へは届いてきませんでした。
本質的にお客様に感動していただけるモノを仕立てていく為には、それではいけないと思い、店舗にお願いをし販売の最前線に立つことを始めました。
そのことにより、お客様の生の声を聞き、良い点も悪い点も吸収することで、直接的に商品への反映をさせることが可能になりました。
SHAKUNONEのネクタイは、お客様の声なのです。お客様の声にSHAKUNONEのテイストを加えたネクタイなのです。
②【あなたの素敵な共演者】
ネクタイは主役ではありません。主役は身に着けるあなた自身です。
その想いを持ち続けています。
決してスーツやシャツが主役でそれを引き立てるモノなのではなく、身に着ける男性を魅力的に引き立てる〔共演者〕。
映画やドラマでいう主役と共演者の関係を結ぶことが出来れば、あなたはもっとカッコよくなれます。
ですので、主張をしすぎません。派手な演出ではなくあなたをそっと支える共演者でありたいと思っています。
なので派手なデザインは多くありません。自然に男性が引き立つ世界観を演出しています。
今日、繊維ニュースさんの取材を頂きました。
取材中に、上記のコンセプトや世界観のお話までさせていただきましたが、
「それは、元々美容師をしていたという経験が大きく影響しているのではないですか?」
と言われました。
元々美容師をしていたということに関しては時々お話しすることはあっても、話のネタ程度で、あまり影響があるとは自身では思っていませんでした。
ですが、逆に記者の方に引き出していただいた部分があるのではないかと感じました。
お客様を魅力的に演出する仕事として、美容師と現職は通ずるものがある。
新たな発見をさせてもらいました。