大寒波到来。
工場の周りも一面雪化粧です。
さて今回はネクタイの保存と修繕の方法について簡単に書きたいと思います。
ネクタイの保存と検索したら、結構たくさん記事を書いている方がいらっしゃいまして、読ませていただいても上手にまとめられていて素晴らしいなと感心致します。
収納スペースや状態によっていろいろあるかと思いますが、作り手としてのオススメ保存方法をご紹介します。
一般的に、収納保存方法は大きく分けて4パターンあります。
①吊り下げ
専用ハンガーなどに吊り下げて保存する方法。
②平置き
寝かせて置き保存する方法。
③縦置き
本棚に本を並べるイメージでネクタイを立てて並べる方法。
④丸め置き
店頭などでディスプレイ用などで置いてある丸めて保存する方法
この4パターンの内、③④はオススメしません。
③はエッジが潰れ、型崩れしやすい
④は見せるようの置き方ですし、型崩れといいますか、逆に変な型がついてしまうこともあります。
そこでお勧めするのは、①②の併用です。
①は吊り下げる為、使用後も自重をそのまま生かし、型崩れやシワを取ることができます。
しかし、長期間保存となるとハンガーと接した一点に負荷がかかり続けますし、伸びたり型崩れの心配なども出てきます。
頻度の問題もあるかと思いますが、使用後は吊り下げて保存し、長期間保存の場合は②の平置きにしましょう。
注意点を二点。
一つ目に吊り下げの場合、やはり揺れたりする際に、他のネクタイや、壁などと擦れることがあると思います。
一番ネクタイに負担をかけるのは摩擦です。なるべく摩擦の起きない環境づくりを行いましょう。
二つ目に平置きの場合、上から重みが加わらないようにしましょう。
変な型がついてしまったり、潰れたりして型崩れの原因になります。
また、思いのほかしわがついてしまったネクタイなどがあった場合、
一晩程度、お風呂の脱衣所などに吊るしておくのも良いでしょう。
湿気に長時間保存するのは良くありませんが、商品に水分で潤いを与え、シワの回復を手助けすることも効果的です。
天然繊維であるシルクは第二の肌と呼ばれており、人肌に一番近い繊維とも呼ばれています。
その分デリケートな一面もあるのです。