日本一のネクタイブランドになるコトにもまだ遠い道のりがあるとは思っていますが、それでも夢は大きく持って仕事に取り組んでいくことをいつも考えています。
クールビズが浸透して、ネクタイの需要が少なくなってきた現代に、「ネクタイブランド」として一番になることに何の意味があるのか。
育った環境や、支えてくれた人たちの影響も大きく関係してると思います。
夢を持とう。夢は必ず叶う。なんていう、上辺だけのものではなくて、
叶えるべき夢があるということです。
私一人で何でもできるとは思っていません。
だから、求めてくださるユーザーの元へ自分の足で行き、自分の声で伝え、自分の耳で聞き、そして考える。
その繰り返しをしています。
先日、我々のお仕立てしたネクタイをとても気に入っていただきずっとリピートしてくださっているお客様に言われました。
アハハ、と笑いましたがこんなに嬉しいことはありません。
作り手として、普通はこういった声を頂けることはありません。
今までなら、影の存在で、誰が身に着けるかもわからない。
誰が作ったかもわからない。
そんな状況で商品を提供していました。
こうして、お客様からの言葉を頂けることは、非常にありがたく、原動力になります。
こういった一つ一つの声が、少しずつでも広がりを見せ、大きな成果へと繋がっていくのだと思っています。
田舎の小さな町工場が世界一のネクタイブランドになる、なんて、だれもできると思わないような夢かもしれませんが、小さな繋がりを大きな力に変えて進んでいけば、私の代でできなくても、後の世代に受け継ぎ続ければ可能な夢なのではないかと本気で思っています。