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2018年5月11日
 

最近、日本国内での製造商品のフォーカスが当てられることが多くなってきました。

 

そこで言われているコトは、日本ならではの品質とか素材。

 

ですが、【品質重視】と言うことで、そこまで響くのか?ということには疑問を抱きます。

 

国産製品の大部分が、そこそこいい値段で販売されています。

 

その価格の設定方法のシステムにも疑問を感じてしましますが。

 

その、そこそこいい値段で販売されている商品の品質がイマイチだ。

 

なんてことがあっていいのでしょうか?

 

 

我々からすれば、品質が良いコトなんて当たり前なのです。

 

良いものだったら売れる。支持される。

 

というのは神話みたいなもので、何の根拠もないものなのではないでしょうか?

 

 

 

ブランドを作り押し出しているのは《品質》ではなく《世界観》ではないでしょうか?

 

モノづくりの品質や産地推しだけで成り立つなら、今頃、産地や工場の敷地はビルの集合地帯です。

 

 

実際はそうではありません。

 

 

良いモノは信頼されて実績もついてくる。

 

 

それは安易な希望的観測であり、まったく的を得ていない。

 

 

我々が関わっているネクタイで例えてみましょう。

 

産地の生地を使用し、製作期間に膨大な時間を費やして、最高品質の商品を作った。
そのデザインは、TV業界ではキラキラモザイクで処理されるような汚物であった。

 

という商品がユーザーから支持されるだろうか?

 

 

 

面白半分で手にする人は一定数存在するかもしれないが、決してそれは恒久的なものではありません。

 

 

やはり、世界観を打ち出し、《なんとなく良い》を引き出し伝えることがブランドの役割なのではないでしょうか。

 

こだわりの部分をピックアップしたり、良さを伝えることと共に、言葉や文字では表しにくい《なんとなく》こそ最強であると思っています。

 

 

たかがネクタイ、されどネクタイ。

 

男性を魅力的に演出する一つのアクセサリーとして、独自の世界観を届けています。