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2018年1月12日
 

繊維産業とエコの関係性をふと考えてみた。

私はネクタイを作る職人なのでクールビズは直接的に影響してくる言葉です。

そもそもは、夏場はネクタイを外して快適に過ごして、オフィス内のエアコン温度を高めに設定してCO2排出量を削減しよう、みたいな政策だったのだろうと思うのだが、

最近はクールビズ=ネクタイをしない

 

という印象だけが独り歩きしているように思います。

そこは、今に始まったことではないので深くは掘り下げないことにします。

エコロジストでもないのだが、ふと思ったことを書くと、繊維アパレル産業に限ったことではないのですが、
大量生産大量消費を行う産業自体、エコなのか?と考えてしまいます。

大量に作って全部有効に消費出来ているのであればそれはそれで良いのだと思います。
それだけ必要に感じて頂けるモノをきちっと提供できているのだから。

現実は、利益を出し、称かしきれなかった商品は廃棄。

繊維産業はこれが顕著だと思います。

言い方を変えれば要らないものまで作って最後は捨てるんだから、エコでも何でもないと思うんです。

であれば、必要な人に必要なモノを必要なだけ供給できる仕組みが出来れば、それが一番のエコじゃないですか。