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年末になり、通常業務も忙しいですが、常に頭は別のことを考えながら作業をしています。

普段から難しいことを書くことは苦手なので、簡単に書こうかと思います。

よく、在庫処分とか、セールとか目にするんですが、良いものを発見して定価より安かったら、それは嬉しいですよね。私も嬉しいです。

でも、よくよく考えたら、セールするなら、もはや定価の存在意味無くないか?と私なんかは思ってしまいます。

仕組みとしては、既に仕入れて売れた分で利益は出ているから、もしくは型遅れになる前に薄利でもいいから売っちゃえ。という感じなんだと思っています。

ん(・・?

 

既に売れた分で利益が出ている(・・?

 

既に売れた分に相当の利益分を乗せて販売していたんだな。
定価で買った人は損じゃん。

と、考えてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

でも、慈善事業でやっているわけではない企業としてはm利益を出してなんぼです。
利益が残せていなければ、従業員も働けないし、新しいモノも供給できないし、意味ないですからね。

でも、企業は常に在庫リスクと闘っているわけです。

作った分全部売れたらこんな嬉しいことは無い。

 

 

先月終了した私たちのクラウドファンディング「日本一若いネクタイ職人の挑戦」を通して感じた。

このクラウドファンディングでの在庫って、基本残らない。

BtoCの完全受注生産。

これは、大量生産、大量消費のファストファッションや量販店の販売方法とは全く違う方法。

クラウドファンディングの「購入型」の場合、

通常の、企画→生産→宣伝→販売の流れが、

企画→宣伝→販売→生産になる。

 

企画段階で、売れないかもしれないとボツにする企画だって、これなら出せる。

最低金額や、ロット数を設定して出せばいいのだから。

今すぐ必要なモノはファストファッションに任せてしまえば良い。
同じ土俵で戦う必要なんてそもそも論でないと思うんです。

ただ、既存のクラウドファンディングを行えるプラットホームでは、多彩なプロジェクトが混在していているため、突出してファッション系のプロジェクトが前に出にくい状況ではないでしょうか。

クラウドファンディングのシステムを参考に、受注生産できるような物が作れれば、
若手のデザイナーや、自社ブランドを出したい工場。
大手ブランドのテストマーケティングにも利用できる。

 

そうなれば、若手の育成、成長。
自由なモノづくりの可能性を引き出せる。

さらに、川上から川下へと商品が流れていくうちに、元々あったはずのモノ、コトがどんどん薄れていくことがなく、

作り手や、デザイナー、起案者の思いや、コンセプトなどが直接的に反映されるため、
特別感を生み出す商品づくりに繋がり、ファン層の獲得にも役立つ。

 

もっと言うなら、ファッション関係に特化させることにより、BtoBの取引にも繋がる可能性があってもおかしくない。

売れるものを探しているバイヤーからすれば、掘り出し物を見つけるチャンスにもなるのではないだろうか。

 

消費者からしても、ロス分を価格に乗せてない、純粋な価格での商品購入ができる安心感はあり、新しいモノをいち早く注文できるメリットは大きい。

と、ポジショントークのような内容になってしまったが、きちんと特化してシステム化できれば可能性はある。

明日届く。今すぐ使う。

そういった類のものは、他に任せて、違う土俵で戦えば良い。

実現させるには、多大な資金と知識と協力が必要だ。