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2017年3月22日
 

クールビズが導入されて、ネクタイが厳しい状況だと言われる現在。
百貨店も不況でモノが売れない時代になったといわれる今日。

我々が、ネクタイを作り続ける理由は

「他にはない価値」があるからです。

ビジネスシーンやフォーマルな場面で使用することが多いネクタイですので、
カジュアル風にアレンジを加えすぎることは難しいですので、変わった奇抜な商品は受け入れられません。(用途によりけり)

さらに海外製の安価な商品や、自動機による技術を必要としない機械的に作られた商品が多く市場に出回っています。

シンプルな作りな故に、サラっと見ただけではスペックの違いなんかもわからない場合もあるかもしれませんね。

しかし、我々が送り出すSHAKUNONEのネクタイは違います。

機械に頼らない製法にこだわることにより、細部まで作り込むことができます。
機械的に作った商品とは明らかに違うエッジの出方をしますので、潰れてないやわらかな質感と締め心地を実現しました。
さらに、ネクタイの中に入っている芯地にこだわることにより、型崩れしにくく、安定した結び心地もあります。
一本の糸で縫い上げ、スムーズに結んでいただけるようにスリップステッチも作り込んでいます。
デザインはオーソドックスなものが多いです。
理由は、飽きず、長く愛用していただきたいからという想いからです。

スーツスタイルと共に育ってきたネクタイの文化ですから、
スーツ、シャツ、ベルト、靴と一緒になって初めて完成したスタイルになります。(合わせ方は様々)

ただ、そこから何かを取っただけでバランスは崩れてしまい、一転、着こなしのセンスを100%求められてしまいます。

ですので、コンセプトは「一本ですべてを整えるネクタイ」

 

一本結ぶだけでスタイルを整え、気を引き締めることのできるネクタイを目指したい。

そんな思いでネクタイを作り続けています。

また、モノを身に着ける

のではなく、
コトを身に着ける

 

このような意識で着用していただきたいと願っています。

 

〇〇な素材で、〇〇という場所の、〇〇という人が、作ったモノだ。
その素材は〇〇な歴史があって、〇〇という場所はこんな場所で、〇〇という人はこんな人。

(すべてを語る必要はないかもしれませんが)
このように、語りたくなるような一本を仕立てていきたいと想いを持って作っています。

儲けるために、売れる他商品をつっくたら?
ネクタイなんて飾りだよ。
ネクタイをつけるなんて時代に逆行してない?
そんな声も上がるかもしれません。

しかしながら、工場や職人たちはコロコロと作るものを変えられるほど器用ではありませんし、
一つのモノを作るのに今まで培ってきたノウハウやこだわりは、何にも代えられない財産です。

また、ネクタイは飾りでもなければ、逆行もしていません。

ネクタイは一つのシンボルであり、意思表示であり、敬意を表する意味もあります。
そのように長い時間をかけて育って確立してきた大切なモノなのです。

我々はその歴史や。自身のプライドや、身に着けていただく方への想いを商品にぶつけて今日もミシンをふみます。
送り出した商品をお客様に身に着けていただき、実感していただき、共に、活躍の場へと行ってほしいのです。