ネクタイを結ぶ時、「なんとなく長さが合わない」「どうもしっくりこない」と感じることはないでしょうか？いつも通り結んでいるはずなのに、なぜか上手く収まらない時は、ネクタイの長さが合っていないのかもしれませせん。よくある質問の中には当然、「ネクタイは何センチのものが良いのですか？」というものがあります。長すぎても短すぎてもバランスが悪くなるネクタイは、まず正しい長さを知ることが必要です。そのネクタイの長さを知る中で様々な記事がありますが、１つの疑問が生まれました。「身長だけで最適な長さをお伝えして、本当に良いのか？」
今回は、アナタに合った「最適なネクタイの長さの見つけ方」について解説をしていきます。毎日ネクタイを仕立てるプロの職人として書かせていただきますので、絶対に参考になりますよ。

 

 

そもそもネクタイの長さは何センチ？

ネクタイの長さは一般的には145センチ前後が最適だとされています。まずはこの平均値は知っておくと良いでしょう。根拠は、日本人の平均的な身長や体型などによって算出された長さです。そして、ベルトに少しかかるくらいの所に収めるのが最適な位置で、これより短いのも長いのもバランスが悪いです。ここを基準に考えますが、当然、首周りの太さ、座高、体型などによっても変わります。たとえば、同じ身長で同じ体重でも、座高が高い人であればネクタイの長さは長めの方が良いですし、身長が低い方でも、ぽっこりお腹の方であれば、短めを結んでしまうと不格好になりがちです。

 

多少の長さの調整は結び方なのでもできるのですが、何センチのネクタイを使っているかを知っておくことは重要なポイントです。

 

 

自分に合ったネクタイの測り方はどうやるの？

一般的なネクタイの平均の長さは145センチ程度とお伝えをしましたが、どうしても自分の結び方や体型で合わない場合は、最適な測り方があります。身長〇cmの人=〇cmのネクタイといったテンプレート的な選び方ではありませんが、覚えておかれると絶対に役に立ちます。

 

1：まず自分の持っているねくたいの長さを計って結んでみよう

ネクタイの長さはブランドによって多少違いがあります。輸入インポートブランドであれば、カラダの大きな人に合わせた設定をされているので若干長めになっていることがあります。また、元々は145センチの状態で購入したネクタイも、何度も使っているうちに自然に伸びている場合もあります。逆にウール素材で少しの縮みがある場合もあるので、これから結ぼうとするネクタイの長さを事前に計りましょう。何センチのネクタイを結ぶメモをしたら、いつもどおりに結んでみてください。

 

 

2：自分の理想と何センチ違うか写真を撮るか、第三者に実寸を計ってもらう

無理に収めようとせず、いつもどおりに結んだら、理想のカタチに何センチ長いのか？何センチ短いのか？がわかります。この時写真を撮影しておくのは、今後の参考になりますのでおすすめですし、実寸を計る際は自分で計測せず、できるだけ第三者に計ってもらってください。自分で計測すると下を向いたり、背が曲がったりして正確な長さがズレます。必ず正しい長さをメモしておきましょう。

 

3：元々のネクタイの長さをどうしたら理想の長さになるのか、算数をしてみよう

1，2でメモした長ささえあれば、理想の長さは足し算と引き算で計算できます。
例えば、145センチのネクタイを結んだ時、理想の長さに3センチ足りないのであれば、148センチのネクタイがベストサイズです。
143センチのネクタイを結んだ時、理想の長さより5センチ長いのであれば、138センチのネクタイがベストサイズです。

我々のブランドでも、一般販売をしているネクタイは平均値の145センチを基準にお作りしていますが、やはり理想の長さに作りたいというお問い合わせは多いです。デザインや色合いが最重要とされるネクタイにおいて、長さは気にされにくい部分ですが、キチンと知っておくことで、よりカッコ良くなります。

 

 

オーダーする方法はあるの？

オーダーの方法はあります。
お客様の要望をお聞きして、ピッタリのネクタイを作っていくお手伝いをさせていただきますので、よろしければLINE登録をいただき、メッセージを送ってみてください。

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