ネクタイプレゼント | SHAKUNONE(しゃくのね)|MADEinJAPAN 静かな迫力が伝わるこだわりのネクタイブランド【SHAKUNONE(しゃくのね)】では、国産のシルク生地とハンドメイドにこだわり一本一本丁寧にお仕立てしております。伝統の職人技を活かした高級感のある仕上がりで、ビジネス、カジュアル、パーティーなど、様々なシーンに華を添えます。大切な人への特別なプレゼントとしてもおすすめです。

人は見た目で判断されている。

朝、クローゼットの中からネクタイを選ぶ時。どんな基準をもって選んでいますか?自分で着けるものを選ぶ時は「今日は人に会うから、あの人のお気に入りにしよう」と思ったり、雰囲気が明るく見えるように色を考えてみようと考えていると思います。特別な機会になればなるほど、「あの人に喜んでもらえるように」「似合うように」「良い印象に感じられるように」などと気を揉むことでしょう。

これはとても大切なことで、相手に与える印象を考えながら装いを選ぶというのは、とても大切なことです。私たちも、ネクタイの職人としてだけではなく、コーディネートやプレゼントに渡すネクタイ選びについて相談されることがあります。たしかに、人気なものや、使いやすいものを提案することもありますが、せっかく考えるならば少しだけ踏み込んで、戦略的に選んで提案するようにしています。なぜなら、体の中心にある ネクタイは、スーツでいちばん目立つ部分です。この小さなパーツ1つで、印象ががらりと変わるからです。正確に言うと、意図的に印象を操作することだってできます。本ブログでは、ネクタイを通して『人は見た目が重要』ということについて、深堀して解説をしていきます。最後までお読みいただけると、今日から意識が変わって、少し見た目がよくなるかも。

 

人は「見た目」で判断されている

子どもの頃。むしろ大人になってからも「人を見た目で判断してはいけない」と言われたことはないでしょうか。親にも言われましたし、学校でも幾度となく言われました。おそらく、みなさんも同じような体験をされたことがあるのではないでしょうか。たしかに、見た目で差別をしたり、イジメが起きたりすることはよくありません。しかし、どれだけ「人を見た目で判断してはいけない」と言われても、現実には人は見た目で判断していますし、されています。むしろ、どの年代でも「見た目で判断するな」と言われるのは、人間がそういうふうに判断してしまいがちな生き物だからなんです。

 

怖そうな見た目の人が実は優しかった。というケースは確かに少なくないです。ただ、怖そうな見た目の時点で話すことを躊躇されていることも、少なからずあるのです。流れが激しく、限られた時間で展開をされるビジネスの世界では特に、深くのコミュニケーションを取るところまではいることがまず難しいです。そういった意味でも、コミュニケーションの入り口である「見た目」に意識を向けることは、とても大事なコトなんです。

 

無意識に感じている意識

すこし現実的な話過ぎるかもしれませんが、この事実から目を背けてはいけません。人は見た目から「経済水準」「教育水準」「信頼性」「社会的地位」「教養水準」「経済的背景」「社会的背景」「教育的背」「成功水準」「品性」といったものを、無意識に感じ取っています。わかりやすく言うと、「初対面の人の年齢はどのくらいか?」「どんな仕事についているのか?」「賢そうだな」「清潔そうだな」など、話して深いコミュニケーションを取る前から無意識に想像しているはずです。

 

そして、この第一印象と言うのは、覆すのがとても難しいのです。それは相手に悪気があるわけではなく、本能的に判断している結果なので責められません。なぜなら、自分も無意識にそうしているからです。もし、第一印象がイマイチな人がいて、信頼するまわりの人たちからどれだけフォローが入ったとしても「自分が感じたこと」を最優先してしまいます。挽回できないと言っているわけではありませんが、言葉が人に与える影響はほんの数%。見た目や表情、しぐさや視線など、目に映るもので判断するのは50%以上と言われていて、さらに声の質、速さ、大きさや口調といった、耳から入ってるく情報が40%を占めていると言われています。ようするに、人は「非言語」から得ている情報がほとんどなんです。自分がそうであるように、あなたも非言語(外見)から多くの部分を判断されています。だからこそ、見た目が重要なのです。

 

ビジネスで印象を操作するのは”あたりまえ”

ここまで見た目のことを言うと、外見ばかり気にしている人だと思われることもあるかもしれません。そう思われるのは確かに気分がいいモノではありません。しかし、本当の自分を理解してもらうには、どのくらいのコミュニケーションが必要になるでしょうか?どれくらいの時間がかかるのでしょうか?毎日過ごしている家族や、幼馴染のことだって完璧にわからないのに、他人のコトをわかろう、もしくはわかってもらおうなんて、無茶と言っても過言ではありません。「とっつきにくそうだったけど、実はめっちゃいい人だった」「淡々と自分の仕事だけこなしてそうだけど、実は人情深くて面倒見がいい人だった」「テキトーそうだけど、経験豊富でキッチリしてた」長い時間をかけて付き合っていく中で、良い意味でも悪い意味でも中身と外見のギャップに気づくこともあるでしょう。しかし、そんなコミュニケーションの時間がなかったとしたら。最悪の場合、「とっつきにくい」「淡々としてそう」「テキトーそう」だけで印象が止まってしまいます。特に、多忙になればなるほど、少ない時間でたくさんの人に会うことも増えます。もっと言えば、「相手は自分のことを知っているのに、自分は相手のことを知らない」ということも増えていきます。すると、ひとつひとつのコミュニケーションに使える時間は必然的に少なくなります。これは、関係人口が増えれば増えるほどに膨らむ悩みです。自分をよく知っている内部の人たちだけならまだしも、外の人たちと関わる機会も増えるポジションになれば尚更です。

 

初めて顧客に、だらしない「見た目」で会ったらどんな印象を持たれるでしょうか?初対面の人達が多い会合に出ることになったらどうでしょうか?最近ではSNSでもそうです。ふと自分が写った写真が公開された時、完全に外見からでしか判断されません。当然です。他の情報が全くないからです。細かいことで、息苦しさを感じるかもしれませんが、ビジネスでは、いつなんどき、チャンスがやってくるかわかりません。マイナスからの挽回が難しいし、時間がかかります。外見で人柄を伝えられるのであれば、こんなに効率のいいことはありません。見た目を整えることは、いつ訪れるかわからないチャンスを掴むために、ちゃんと備えるということなんです。中身で勝負するチャンスを得るためにも、外見を整えること。実際、グローバル企業の多くは、仕事のスキルはもちろんですが、「見た目」を重視して採用をしたりしています。極論、専門家を入れて社員をサポートしている会社もあります。大げさなことではなく、それくらい見た目は重視されているという事なんです。

 

 

ネクタイ一本で印象は変わる

特にビジネススーツスタイルの装いの中で、ネクタイは重要な役割を示します。色。デザイン。サイズ感や結び方で印象は大きく変わります。SHAKUNONのネクタイは、一本ずつ職人の手に頼って仕立てています。同じデザインのもの作り続ける方が簡単です。効率重視で生産することもできます。もしかしたら、「古くさい」と言われるやり方なのかもしれません。しかし、どれだけ時間がかかっても、新しいデザインに挑戦し、手仕事でしか出せない風合いにこだわり続けています。一部定番のデザインもありますが、「いつでも新しい発見をしてほしい」「特別な一本を届け続けたい」という想いを大切にしています。

 

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ブランドが生まれた話

創業から半世紀。ご依頼のあった商品のお仕立ての仕事だけを行うだけのいわゆる下請け工場でした。アパレル業界・ファッション業界は、一見すると華やかに見えるかもしれませんが、製造工場は若手も育っておらず斜陽産業となっています。本来一番近くに感じなければいけないはずのお客様の顔も見えない状況。誰のために自分たちの仕事があるのかわからなくなっていた職人さんたちのモチベーションは下がってきていました。環境を変えるためには自分のアイデンティティをきちんと世の中に示すことが必要。そう考え、お客様との接点をもち自社の価値を高めて発信していく意味でも、2015年に自社オリジナルブランドSHAKUNONE’を立ち上げることになりました。

 

家業を継いだ話

工場も技術も事業の継承を行えない環境になっています。私も元々は家業を継ぎ気は全くなく、高校を卒業してからは美容師をしていました。しかし、とある日に数年ぶりに家業と真剣に向き合うことがあり、そこで改めて家業の凄さと厳しさを肌で感じました。そして、自分の生まれ育った背景には家業の存在がある。こう感じたコトから家業を継ぐ決意をしました。しかし「私の代でつぶす。だから継がないで。」と母から頼まれました。きっと背負わせたくなかったんだと思います。それでも僕は継ぎました。だって、ずっと僕たちのために戦ってきてくれた母。その目は、まだ生きていたから。なら僕もたたかおうと決断しました。親の心子知らずでもこの決断を正解にするのが僕の役割だと思っています。だからこそ掲げた理念が『お客様に喜びを。作り手にめいっぱいの幸せを』なんです。

 

視覚に障害を持ったお客様とのお話

ずっと不思議だった。いつも電話で注文くださるお客様。なんでネットじゃないんだろう?と思ってた。デパートの催し場でお会いしたときに理由がわかった。白い杖をつきサポートをされながら歩いてる。視覚に障害がある方だった。思わず「なんでいつもウチを選んでくださるんですか?」と聞いたところ、「目が見えていた時からネクタイが好きなんです。カッコイイから。今はもう”デザイン”も”色”も誰かに説明をしてもらわないとわからないけど、生地や縫製の良さは人一倍わかるんです。だから選んでいます。今日はどうしても作り手さんに会いたくて来ました」と答えてくれた。作り手として、もう、泣くしかありませんでした。

 

総理大臣にネクタイを結んでもらった話

”できるわけがない”と言われた夢。『いつか総理大臣にも結んでもらいたい』ブランドをはじめたばかりの時に話し合った夢。田舎の町工場から、6年間、毎日コツコツと積み上げてきました。そして先日、ステキなご縁があって総理大臣に結んでもらえたんです。“想いと継続“が夢を叶えました。ちいさな町工場にだってできます。

 

出る杭は打たれたきた…

ちいさな町工場の作ったブランドの認知が広がってくると、挑戦や成長に対してよく思わない人たちもいて、露骨に嫌な顔をされたり嫌味を言われたり、「あまり目立ってると…」と話が来ることもありました。そういった声に触れるとめちゃくちゃ悔しかった。仕事がなくなって干されるんじゃないかと怖かったです。でも、「それオモシロイね。一緒にやろう」とポジティブに声をかけてくれる仲間とも出会えるようになります。まさに今回のコラボレーションの話がそうです。それぞれの正義のなかでお仕事をしていると、立場上ぶつかってしまうこともあります。ただ、足を引っ張り合うのではなく、如何に成長していけるかが重要なんじゃないかと、心底おもいます。

 

努力が必ず報われるわけではないけれど…

よく、「努力は必ず報われる」と言われます。もちろんそう信じたいですし、そう思わなければ前には進んでいけません。ただ諦めなかったからといって夢が叶うわけないんです。大人になるにつれて痛いほどわかってきますし、たぶんみんな気付いています。悔しいけど、 自分の平凡さが心底イヤになって、たくさんの人が挫けていきます。それでも引けない時がくるんです。そのときは大ぉきく深呼吸をして『諦めなかった人だけが夢を叶える』と声にだして、もう1日だけ続けてみるようにしています。その積み重ねが、いろんな素敵な出会いや経験を呼び込んでくれたし、こういった大きな一歩に繋がっているんだと思います。

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ネクタイができるまでの動画も見ていってください。

▶️https://youtu.be/8p_QhXn9X7A

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小さな縫製工場から産声を上げたネクタイ専門のファクトリーブランド【SHAKUNONE(しゃくのね)】
国産のシルク生地を使用し、職人のハンドメイドにこだわり一本一本丁寧にお仕立てしております。

ブランド SHAKUNONE'(シャクノネ)
FACTORY 〒709-4623
岡山県津山市桑下1333-6
営業時間 10:00~17:00
定休日:土・日・祝
マネージャー 笏本達宏(シャクモトタツヒロ)
E-mail info@shakumoto.co.jp
オンラインショップ https://shakumoto.co.jp/shakunone-shop/
コーポレートサイト https://shakumoto.co.jp/

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