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いつも思います。

 

ブランドを作って商品を送り出す以上、個性的で独創的な世界観が必要なのだろうか?と。

 

派手なものや特徴的なモノを作ることもできますし作ったこともあります。

 

 

実は私の色柄づくりの中で基礎となるのはその奇抜さや派手さにあったりします。

 

そこからユーザーの皆様の声を聞きながら、不要な要素を引き算していって商品を作っています。

 

今回企画しているのプロジェクトも前回のプロジェクトも、派手さは求めずに無地調の生地をリリースしています。

 

 

なんでストライプやドットのような柄物をリリースしないのか?

 

 

 

前提に、タイトルの通りですが、ネクタイブランドSHAKUNONEは基本的に「引き算」で商品をお仕立てしています。ビジネスファッションから何かのアイテムを無くすという考えではなく、明らかに目立つデザインを少し引きます。
そして、シンプルかつさりげなくその人の印象を稼ぐネクタイをお仕立てしています。

 

 

コチラの作りたいものを作るというのも、ブランドの特権ではあると思っています。

 

ですが、それが誇張しすぎた時、それは商品ではなく、作品になってしまうのではないかと思うのです。

 

 

ブランド作りをしている人たちは、誰のために商品を提供しているのかを忘れてしまいがちです。

 

 

商売において、商品が売れるということは必須ですし、何より大事かもしれません。

 

 

それでも、売れ筋や人気であろう商品だけを提供しているだけでは、ただそれだけになってしまします。

 

そこに感動は生まれません。

 

私たちのネクタイブランドSHAKUNONEは、「リアルナチュラル」を求めています。

 

それは

リアルな声は自然にスタイルに溶け込むネクタイを生み出してくれると信じているからです。

 

 

対価を払って購入してくれるお客様に対して、誠実に向き合って、商品づくりをしていくことが長く愛されるブランドを作り出すことに繋がるのではないでしょうか。

世界観やブランドのテイストも大事だし妥協は許されません。

 

 

ただ、あくまで私たちがお客様に対して提供しているのは、商品であるネクタイです。

 

後ろにどんな涙が出るようなストーリーがあっても技術力があっても、

お客様と商品のフィーリングを合わせて、案属して感動してもらう為には商品自体の印象値が高くなければなりません。

 

要するに見た目であり、着用イメージが明確にできるかという点です。

 

 

話が脱線しましたが、上記のことも踏まえて私が感じているコト。

新商品として送り出したい思っているモノを簡単にお話しします。

 

 

 

無地も柄です。

線やデザインが無いモノが無地という風に考えるのが一般的でそれが普通ですが、ストライプやドットのように分類される一つの柄なのです。

柄物を好む方もおられますし、SHAKUNONEでも通常柄物は毎シーズン作っています。

ただ、柄やトレンドに左右されない、長く愛用できるシリーズを追求していると、無地調の商品になりました。

 

 

 

理由②

正確には単調な無地ではありません。

全く何の特徴もないものと捉えられがちですが、SHAKUNONEの無地は違います。

その秘密は「二段構え」です。

 

遠くで見ると一見普通の無地です。

色にこだわりを持っているので、それでも映えます。

 

ですが、相手との関係が近づいてきて、距離が近づいてきたときに雰囲気が変わります。

土台の組織に凹凸を持たせるような構造をしているので、遠くで見る印象と変わり、自然と柄が浮き出てくるような感じです。

 

 

地の目の凹凸は光をランダム反射しますので角度で見え方の違うようなパッとした印象になります。

 

 

理由③

自然に馴染むからです。

目立つ柄物と比較して、自然に馴染む穏やかさがあります。

ネクタイに限らず、「無地は鉄板」と言われる所以はここにあります。

 

 

クラウドファンディングでは、御託を並べるより、わかりやすくシンプルに伝えたい。

 

だからこそ、柄としては限定し色を選んでいただけるように用意しました。

 

 

商品を作る川上の人たちには少なからずこういったコンセプトや思惑があります。

 

しかし現状は多くのフィルターを通して市場に出回る商品が大半な為、こういったことは伝わりません。

 

販売の最前線に立っておられる販売員さんの耳にも届かないほど薄味になっているコトなんてよくあります。

 

 

全部が全部伝わらなくてもいいとは思っています。

 

多くを語らなくても、感覚的に感じて頂けるように伝えていく方法が大切なことだと思います。

 

 

 

その為にも、今までの慣習どおりに多くのフィルターを通して伝える方法ではダメだと思って行動しています。