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2018年5月14日
 

先程、歳は70を超えているだろうか、バブルの時代にはジャンジャン儲けていたが、それも今は昔。

 

今は元気の無くなってしまった縫製工場の社長が来社されました。

 

 

元気はないが、その経験値たるや、私たちの想像を超えるモノがあり、いつも勉強させられています。

 

 

 

以前は、商品発注が1枚のペラ紙一枚で来て、何万枚というような発注がほとんどだった。

しかし、今は、多品種小ロットで手間がとてもかかる。

商品10点20点の為に、生産ラインを組み替え効率化を図るが、単純にそれが価格に反映されていない。

 

とおっしゃっておられました。

 

 

 

実際に、何万枚、何十万枚の発注の元に時々ある、程度の小ロットには対応できるが、

小ロットが当たり前になってきたから、しんどい。と言っておられます。

 

 

一般的には、制作における工程数や手間、そして商品の数量(いわゆるロット数)によって価格の変動は起きます。

 

 

ですが、今までの流れのままで、小ロットや商品製作にかかる手間や費用を無視して、

 

1点の製作だろうが1万点の製作だろうが、加工費用は変わらないというのです。

 

 

 

量産において、数量というのは非常に重要です。

 

資材の仕入れから、生産ラインの構築。

工程もそうですが、数量によって大きく左右されることは多々あります。

 

 

理解しつつも、価格へと転嫁できていないという現状があるようです。

 

 

・強気にその交渉をしようものなら、元々のベースになる発注も止められる可能性がある。
・量産工場である以上安定数量の確保は必須だ。

 

 

ということが、交渉の壁となっていると、悩みをおっしゃっておられました。

 

 

コスト部分での努力ということにおいては、どんな業種であれ会社の大小に関わらず課題です。

 

ですが、その社長がおっしゃっておられるように、それを適正価格に底上げしていく為には、

 

いくつもの悩みや壁が存在するのです。

 

 

 

《多品種小ロット》という言葉は、比較的良く聞きますが、そういった背景があるということを知っておかなければならないと思うし、忘れてはいけないと考えます。