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こんにちは。

㈱笏本縫製の笏本達宏です。

古くなったり、一軍落ちしてしまったネクタイはどうされていますか?

クローゼットに貯まって、場所だけ取っているのではないでしょうか。

物には寿命がありますし、永遠にきれいに使うことは出来ません。

それでも一度は生まれ変わるチャンスがあってもいいんじゃないでしょうか?

 

 

そこで、試験的にではありますが、新たな取り組みをさせていただきたいと思っています。

我々、ネクタイ職人が一番の強みとするところは、何を隠そう、素材をカタチにすることです。

そこには自信を持っております。

しかし、それが出来ても私たちに出来ないコトは、
「ユーザーの手元に届いた商品のケア管理です」

ネクタイだけに限らずそれは当たり前です。

ネクタイはあくまで消耗品です。
ジーンズや革製品のように経年変化を楽しめる商品ではありません。

しかし、贈り物や思い入れのあるネクタイ、またはお気に入りのネクタイは捨てられずにクローゼットに眠っているものは必ずあります。

 

そんな方に提案するサービス「アゲインワン」

このサービスはクローゼットに眠る「物」や「思い出」に「もう一度」息を吹き込むサービスです。

材料とするネクタイは2本以上。

例えば、子供が就職した初給料でプレゼントしてくれたネクタイや、妻が誕生日に送ってくれたネクタイがある場合、その2本の状態の良い部分を残して解体し、1本に組み替えます。
当然、ネクタイの状態にもよるが、致命的なキズや汚れが無ければ、可能な限りのケアを施し、世の中に1本しかないオリジナルのネクタイへと変貌するのです。

一般的に行われるリメイクとは違い、我々プロのネクタイ職人が状態を見極め、作り込むため、製品完成度は高いです。

※一例

今回はこの3本をお預かりしました。

残念ながら、3本のうちの1本は状態が良くなく、使用できる箇所も少なかったため、使用を断念しました。

 

 

長く、使用頻度も比較的多かったせいか、剣先折り返し部分の破れに加え、エッジ部分の色褪せが良くわかります。
方法が無いわけではないですが、今回は依頼者の諸事情もあり断念。

 

上部の写真の真ん中のネクタイを諦め、端の2本で製作することになりました。

 

1本は大きな汚れと色あせで大剣が使えませんでした。
もう1本は大剣小剣共に無事でしたが、若干小剣部分に傷が目立っていました。

それをバラシ、組み替えます。

すると・・・・・

 

こうなりました。まだ止め縫いなどはしていませんが、

ネクタイとして復活です。

何度も同じ方法での再生は出来ません。

元々の大きさ以上のモノに作り替えることは出来ませんから。
私の好きな漫画「鋼の錬金術師」で言うところの、
「等価交換の法則」みたいなものです。

ネクタイに関する内容でハガレンの話が出来るとは。。。

長く勤めた会社を退職される際に、プレゼントで仲間たちから、ネクタイをプレゼントで頂いていたのですね。なかなか捨てるに捨てられない物でしょう。

 

仮結びをしたイメージがこんな感じ。

歪み補正や、バランスを整える為に調整を加えて、作り直すと、思いがけない変貌を遂げましたね。

あくまで成功例の一つです。

状態により左右されることは当然ありますので、重ね重ね申し上げておきます。

 

 

 

 

我々が送り出すネクタイブランドSHAKUNONE‘への取り組みにも力を注いでいますが、

「どんな商品やブランドストーリーも、ユーザー自身が積み重ねてきた当事者にしかわからない思い出には勝てません」

デジタル化が進んで、いわゆるハイテクな世の中になってきましたが、人の思い出を作るのは人であり、積み重ねてきた時間。
それがアナログだということは、これからも変わらないのではないでしょうか。

非効率で利益に繋がらないサービスに感じる方もおられるかもしれませんが、私たちの強みを活かして、
皆さんに感動していただけるサービスが何か提供できないかと日頃から考えていました。

重ねてになりますが、ネクタイの状態にもよりますが、大きな傷や汚れ、または著しい劣化が目立つところに無ければ、ほとんどの場合がネクタイとして完成させられます。

 

私たちはネクタイを通してしか、感動を提供することは出来ません。
たかがネクタイ。そのネクタイにも、思い出や思い入れは大なり小なり存在して当たり前なのではないでしょうか。

 

大量生産大量消費で新しいモノはいくらでもあります。
我々もお客様に伝わり感動していただけるモノづくりを心掛けていますが、
それはあくまでも一方的なものでしかありません。

お客様自身のストーリーに寄り添ったモノづくりは、お客様から伝えていただくしかないのではないかと思い、ご提案させていただきます。

 

人の思いは残しながら、クローゼットの中も整理でき、新たな価値を生み出します。
その材料はあなたが持っています。

 

このサービスを通して、

「〇年前に貰ったネクタイ、古くなったけど、作り直して大切に使ってるよ」

なんて言って、家族に笑顔が生まれたらいいですよね。

それが私たちの幸せでもあります。

 

 

~商品加工詳細~
このブログの上部にも書いておりますが、あくまで商品状態を考慮致します。
ダメージの大きな部分は裁断で切り落とし、繋ぎ変えます。
ネクタイは大きく分けて3パーツで構成されます。
結んだ際に表に出てくる部分である「大剣」と後ろ側に回る「小剣」、それをつなぐ「中継ぎ」。
この組み換えとして、
①表になるネクタイ(大剣)
②結び目、後ろ側に回る(中継ぎ、小剣)を組み替えて1本のネクタイにします。

一般的には、同じ生地で作られることの多いネクタイですが、商品の顔になる表と後ろに回る中継ぎ小剣を組み替える「クレリック」という商品になります。

表から見れば通常のネクタイに見えますが、揺れて小剣側が見えた時にチラっと柄の違いが出るアクセントの効いた商品です。

上記は一例です。
ほころび部分を隠すように一本を作り直すことも可能です。

気になる方はお問合せください。

※※※料金詳細※※※

・同社ブランドSHAKUNONE‘製品の組み合わせの場合

¥3240(税込み)返送運送費込み。

☆素材を送ってくださる際の送料はお客様負担でお願い致します。

・他社ブランド商品同士または他社商品を含む場合

¥6480(税込み)返送運送費込み。

☆素材を送ってくださる際の送料はお客様負担でお願い致します。

 

お支払方法は、製品製作のご要望がありましたら、弊社オンラインショップでのお支払い項目の設定をさせていただきます。

ご興味のある方は、以下の連絡先のいずれかからご連絡くださいませ。

①HPのお問合せ→http://shakumoto.co.jp/contact/
②メールアドレス→tatsuhiro.shakumoto@shakumoto.co.jp

③LINE ID→ ty110 (個人IDになりますので、しろくまがスイカを食べているアイコンです)

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