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2017年4月3日
 

毎週録画しているテレビ番組の中に、日テレの「アナザースカイ」という番組があるのですが、主に著名人の過去のストーリーを追って、海外の第二の故郷と言える場所を取り上げて密着する番組なのですが、2017/3/31放送の回が神回だと感じました。

その回は第65代横綱貴乃花の息子、花田優一氏のアナザースカイだったのですが、
若干21歳の若者の行動力と考えと想いには心打たれました。

靴職人としてイタリアのフィレンツェに修行に行ったことを話していました。
最初は、妻と「新婚旅行で行ったよねフィレンツェ。懐かしいね。」と話しながらみていまして、
心の中では「裕福な家庭に育った若者が変わったことをしているのが注目をされているだけだろう」と(今考えるとはずかしいですが)感じていました。

でも、時が過ぎていくごとに、感じ方が180度変わりました。

内容に関しては、公式サイトや、別の記事で詳しく書いてあるものもあるかと思うので抜粋しますが。

そのままエスカレーター式に大学まで行き、就職して安泰な生活を送っていけることもできたかもしれない状況の中で、靴職人になるために、あえて厳しい状況に身を投じるために単身海外へ渡ったということ。
その中で、自身で目標を立てて、技術を磨いたストイックさ。
なにより、彼が発する言葉が素晴らしい。

「アメリカ人にかぶれる日本人が腹立たしい。世界中の人が使うモノに日本人の魂を入れ込みたい」

「ある程度学んだ後は師匠の元に居るべきではない。修業は長さではなく質だと思っている」

「職人という精神が途絶えたら世界は終わるくらいに思っているので、僕らの世代が一気に盛り上がっていかないと。それが僕の使命だと思っています」
なんと。

どう育てたらこんな若者が育つのだろうかと思うところあり、
自分の仕事や想いと重なる部分があり心にズシンと響くものがありました。
(彼ほど上手に話せない自分に劣等感も感じつつ・・・)

私は彼のストーリーや考えに心打たれて、彼の作る靴が欲しくなりました。

観られた方でも、興味の湧いた方も少なくないと思いますし、実際買う方も多いのではないかと思います。
きっと、放送翌日から花田優一氏の店の電話は鳴りっぱなしでしょうね。

まさに、一つの「モノ」に「コト(ストーリー)」を加えた、素晴らしいマーケティングです。
宣伝のように、時に鬱陶しくなるものではなく、引き込まれるような「モノガタリ」。

カッコ良いと素直に思いましたし、見習うところも沢山あるなと感じた放送でした。

私もネクタイを作ると心に決めて、目の前の課題や、新たな挑戦をしていく上で良い刺激になりました。

皆様も機会があれば、是非調べてみてください。

 

追記

このブログは結構感想文に近いような内容だが、予想以上に多くの方に読んでいただいているようで嬉しいです。

若き職人が育たない環境の中で、自らの意思で厳しい世界に飛び込んで挑戦する姿勢は感動です。

私自身も、海外での修行経験はないですが、日本国内で少なくなった職人の一人です。
もっと声をあげながら活躍をしなければならないと思っています。

私の仕立てたネクタイはこちらから。

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